ここ何年かは考えてみれば、自分の表現も含めて凄くメランコリックとかとはかけ離れて
る、それは何と言うか、退廃的な表現に心奪われてた気がする、音楽ではPINK FLOYDの人間の心のDARK SIDE OF THE MOONや絵画ではダリや岡本太郎のシュール、文学では自殺してしまう作家の自伝的な小説、太宰の「人間失格」「晩年」、芥川の自殺したあとの「或る阿呆の一生」、三島の「仮面の告白」これは最後まで読む気がしなかった、、、。誰にもある心のDARK SIDEな部分に芸術を感じてた、またそれを表現したいと思ってたし「媚薬」もそんなアルバムだ。決して聴き終わったあとにHAPPYになる物じゃない。
たいはい-てき 【退廃的】<
(形動)
人心が荒れて、道徳や健全さが失われているさま。デカダン。
「―なムード」
今日あるプラニング会社の見知らぬ女性からHPのアドレスにメールが届いた。HPを立ち上げてから、いろんな人にメールをもらう。知らない人や、懐かしい人や、懐かしい人の娘さんまで、エールを送ってもらう。嬉しい限りだ、これが発信する事なのかとか、ネット社会なのかとか思ってしまう。その今日のメールで幸せな気持ちになった、、、。家出する前に、高校時代の思いでは行橋市だった、バンドばかりやって、高校3年の頃はその辺りの高校の文化祭全てに顔を出してた、よく学校もさぼって、違う高校とか関係なく友達だったりで行橋市でツルんで音楽の夢を語ってた。勿論お金はなく、今月はレコード買うか、ギターの弦買うか(当時はアメリカ製の弦は¥2000くらいしてた)そんな時代によく通ってた喫茶店があった。以前の記事でも紹介した「画廊喫茶マリー」今考えると当時の俺たちにとってマリーに行く事は贅沢だった。前の記事でも書いたけど、ハンバーグカレーがお気に入りで¥550、それがいつも御馳走で食べたかった、ある日マリーに行って¥500しかなかった、、、コーヒーにしとこうかと思ったけど、どうしてもハンバーグカレーが食べたくなって、「すみません、、、ハンバーグカレー、、、¥500で、、、、サラダ抜きとか、、、してもらえますか、、、、?」マリーのおくさんは一言「いいよ〜」、、、嬉しかった、その当時マリーは夫婦でやってて旦那さんが描いた絵画が飾ってあって、おくさんは小さな子供の乳母車を押してた。、、、いろんな深い話もしてないし、高校生の俺たちには常連で通えるほどお金もなかったけど、、、青春の店だ。その記事は去年の12月にアンプ修理で訪れた時に書いた、記事はこちら http://rock-denashino-3cord.seesaa.net/archives/20061230-1.html
それがこの時代にマリーのおくさんに届いた、経緯はわからないけどプラニング会社の人がマリーのおくさんと知り合いみたいで、その女性経由でマリーのおくさんからメッセージが届いた、、、。「碓井様
パソコン・くるま・カードetc…
現代文明についていけない、超アナログ夫婦です。
知り合いの方から ブログを知らせてもらって
初めてわかったステキなギタリストさん。
36年変わらない店をするのも大変でしたが、
あなたの言葉に感謝と感動をいただきました。
ありがとうございます。
家出のこと少々お話し聞きたい気もします。
いろんなことがあったのでしょうね。
行橋に来られた折は、神秘のベールをぬいで
お顔を見せてくださいませ。
ご活躍祈っております。」
何かうれしかった。幸せな気持ちになった、言葉には出来ないけど。こちらこそ有り難うございます!久しぶりにこんな気持ちになったよ。近いうちに正体を明かしにと、そしてサラダ有りでハンバーグカレーを食べ、お礼を言いにマリーに行きたいと思う。みなさんありがとう!
全然関係ないけど
