戦時の特別攻撃隊の基地跡地に建てられた特攻記念館だ。
この夏からなぜか戦争に興味が出て(昔からベトナム戦争なんかは興味あったけど)日本の歴史や戦争の事実が知りたくなって真実が知りたくて、そうなれば避けては通れないのが神風特攻隊だ。特別攻撃隊は硫黄島を陥落され沖縄まで迫って来た米軍の艦隊に劣勢だった日本軍が最後の強硬作戦として陸軍、海軍一体となって零戦に250kや500kの爆弾を搭載して昭和20年の3月26日〜8月13日まで続いた。この特攻隊には日本人としていろんな意見があるので、こんな幸せな時代に生まれた俺なんかの個人的な感想は書けないし特攻記念館に行って実際目にした戦死した隊員全員の写真や遺書を見てそれぞれが日本人としてこころに思うものだと感じた。正直心は重くなった、、、。
崇高な魂、誇り、選ばれし栄光、時代。
お国の為に死ねるだろうか?家族や愛する人の為には死ねるかもしれない、とばかげた現代の平和ボケした感覚で比較するのもばかばかしく思える。現代を生きる俺の物の判断基準の脳みその許容範囲を超えてた、よって涙は出なかった。可愛そうにとか悲劇だとか俗っぽい感情とは違う部分の今までで感じた事のない脳みそと心に響いた。
俺は知らない土地に行くと位置関係を知りたくなる、どんなふうに飛行場があって開聞岳はどの方向に見えるのか?(開聞岳は飛び立った特攻機が最初に目指す山)時間もあまりなかったけど開聞岳が見える開けた場所までみんなに無理言って探しながら車を走らせたら開けた場所に出て遠くに霞んだ開聞岳が見えた時に初めて現実になった。
帰り道に特攻の母トメさんの食堂「富屋食堂」に立ち寄った、そこは今は記念館になりその食堂のゆかりの隊員達の写真やトメさん孫の男性がトメさんの意思を継いで語り部としてあの悲惨な戦争の特攻という事実を語ってた。そんなトメさんの映画が今年劇場公開された、石原慎太郎の脚本、製作だ「俺は、君のためにこそ死にに行く」






意味あって生きてるとつくずく感じる。