2008年10月28日

DOGDAY流(ドッグデイながれ)仮。

今週から急に気温が下がった。昼までも20度くらいまでしか上がらないし夜は15度くらいに下がる。まだ大それたアウターやコートまではいらないけど風邪ひきさんが多いのでみんなも気をつけて!もう今年も残すところ二ヶ月に迫り、気温が下がるとセンチになったり俺の場合思考回路のイマジネーションの部分のスイッチがONになるし行動的になる。今週末は山口まで出かける用事あるので、そのついでにプチ小一人旅を計画した、凄く楽しみでもあるし何か今年の秋は山口三昧だ。またこのブログでも紹介するつもりなのでお楽しみに。

DOGDAY流

これは来年の計画だけど、どうしてこんな計画が浮かんで来たのかは分からないし、日々の流れや人との関わりや自分の心の具合とかが絡み合って、マンガの電球がパンッ!て灯るように思い浮かぶ事が多い、曲の発想もこの電球がしばしば登場する。毎日いろんな音楽バカと出会って幸せな日々を送ってる、勿論趣味でやってる人、オリジナルを作って本格的に活動したい人、知り合いのバンドやミュージシャン。要するに俺に関わりのある音楽バカを集めて定期的にイベントを開こうと決めた。勿論俺とJUMBOの新生DOGDAYS(DOGDAY AFTERNOONは俺のSOLOだったけど二人組のユニットになった)も演奏するし司会や企画も考えようと思う。取り急ぎ1月は日にちは決まって無いけどドリームボートでやろうと宮本孝治にTELした、彼も俺から離れて三ヶ月も経つけど、今までの経験上せっかくいい出会いをしてある時期よい時間を過ごすのだけど、ひょんなきっかけで離れてしまう、するともうそれっきりになる事が多かったのに残念に思う、良いギターリストやシンガーなんかもそれっきりになり風の噂で音楽も辞めてしまったとか。残念だ。せっかく縁あって関わるんだからそんな連中と発信したいなと言うのがこの企画の初期衝動だ。毎回ドリームボートでやるとは限らないし(ドリームボートはノルマが無い、一見よい事みたいだけど、やはりノルマがあってチケット一生懸命売ってお客さん呼ぶライブが本来の表現だと思う)メンバーも1月に考えてるのは「宮本孝治」「咲咲」「KEIKO」を軸にして、DOGDAYSもアコースティックヴァージョンと後、シークレットゲストにプラス俺とか、生徒さんとかで独自に活動してる人なんかも何人か出てもらいたいと思ってるのでそんなコーナーも作りたいと思うし、今後は俺に関わりのある友達のバンドなんかにも出てもらいたいと思ってる。

とにかく俺に関わりある表現者

今後はバンドだけに限らず、DJや絵描きやバーテンダー、料理人といろんな関わりのある表現者も参加してもらおうと思う。俺に関わりのある人の友達とかでもOKだし。とにかくこの仕事してていろんな人に出会ってそんな人が表現出来るイベントにしたい。無理したくないので不定期でVOL.2,VOL.3と続けて行けたらいいなって思う。どうなるか分からないけど無理無く続けたいと思う。取りあえず1月はドリームボートで「DOGDAY流 VOL,1」をやるのでよろしくです!

DOGDAY流01.jpg

多彩な音色を出して行きたいと思う。

みんなどんどん参加して欲しいよ。
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2008年10月24日

今月のアルバム,,,08 Oct

去年は10月まで暑かったのを憶えてる。今年は10月に入って一瞬夜が気温が落ちてキンモクセイの香りが三日ぐらい続いたろうか?それからはまた去年と同じだ。今日も昼間は27度くらいあったし、雨が降ってるせいか気温があまり下がらない。そんなもう11月を迎えようとしてる福岡市だけど。相変わらず俺は毎日COCKPITに籠りレコードを聞いてるよ、一杯の焼酎のお湯割りでアルバム二枚は聞いてるというスローな飲みだけど、三杯目にはグロッキー!と言う事はアルバム6枚?、、、そんな訳は無いよ。真剣に聴いてると二枚が限界だ。夜なので、これまたもう15年は使ってるAUDIO-TECHNICAのヘッドフォンでいろんな音を聞く(このヘッドフォンが俺の音の基準)勿論アルバム作る時もRECの時も、CDやレコード、映画のDVDまでこいつを使う。俺の耳代わりみたいなもんだ、もうボロボロで耳当てのクッションも何回交換した事か、、、。以前あるバーでオーディオテクニカのお偉いさんに偶然会った、そのバーのオーナーが丁寧に俺を紹介してくれて、お偉いさんは「レーコーディングの時なんかは言ってもらったらマイクなんかもレンタルしますんで!」と名刺を渡された。その時俺の愛用のヘッドフォンの話をして耳当てパッドを何回も取り替えたと話したけど、その話にはあまり乗って来なくマイクや新製品の話ばかりして来たので幻滅した。所詮メーカーの今まで会って来た人はこのタイプ

だ。どれだけこのヘッドフォンに愛着があるかはきっとメーカーの人以上だと思う。

今月のアルバム!もうどれくらい紹介して来ただろう?そろそろダブって来てもおかしくないと思うので、そんな時はコメントで「以前紹介したでしょうが!」とかお怒りの言葉待ってます。今月はなぜこのアルバムを選んだのか?と毎月思いつきだけど思い入れや、映像や思い出が俺自身個人的にあるやつをその時のフィーリングで選んでるので、そこの所ご了承を。

rain-dogs.jpg

RAINDOGS / TOM WAITS

試聴はこちら http://www.lastfm.jp/music/Tom+Waits/Rain+Dogs


2ヶ月半程の期間でレコーディングされた"Rain Dogs"には、ホール&オーツのギタリストで、88年のDylanバンドのメンバーでもあるG.E.スミス、ルー・リード・バンドのロバート・クワイン、ジョン・ルーリーを通じて知り合った、マーク・リボー(ジョンのバンド、ラウンジ・リザーズのメンバー)、そして、ローリングストーンズのキース・リチャーズと、素晴らしいギタリスト達が参加している。
キースに関して、トムは、"遠縁の親戚"と表現し、その出会いを"タイムズ・スクエアのランジェリー・ショップで出会った"と冗談めかして語っている。

"キースは最高だよ。まるでアオガエルかオラウータンみたいだった。
演奏する時は、首の後ろから太いワイヤーか何かで吊り上げているような感じなんだ。しかも、体を45度反らしても、倒れないから特殊な靴でも履いているのかと思ったくらいさ"

トムは、同時期、"Frank's Wild Years"のミュージカルにも取り掛かっていたが、本作リリース直後、ロンドン公演を直前に控えた時期にG.マーティンが行ったインタビューで、「なるべくそれぞれの作品が別々のものになるように心がけた。"Raind Dogs"は、それほどドラマティックなサウンドにはしたくなかったが、曲間に関連を持たせようと考えていた」と述べている。

彼が"Beautiful Train Wrecks(美しい列車の残骸)"と呼ぼうと思っていたという本作は、"キツく目を閉じたりすると、自分がやりたいことが浮かぶことがあるんだよな。そうやって作った1つさ"と語る"Singaopre"で始まる。

荒波の中、シンガポールに向けて出航する船乗りの歌。
その船長は片腕の小人らしい。
デビュー以来のトムの友人、ラジオ局DJのマイケル・ティアソンとのインタビューで、トムはこの曲を"リチャード・バートンが香港、上海あたりをうろついている感じ"だと述べている。
"盲目の国では、片目でも利く奴が王様だ"という歌詞は、ジョージ・オーウェルかパメラL.トラヴァーズの作品からとったらしい。
マーク・リボットがギターで参加している。

全編を通して流れるブロック・パーカッションが倒錯した雰囲気を作り出す"Clap Hands"でも、マーク・リボットは、酔っ払ったかのようなギターで曲を盛り上げている。

トムが「レストランで集まっていたどこかの家族の話を盗み聞きしたそのままさ」と嘯く"Cemetery Polka"。
一方でG.マーティンには、「俺の親戚には、農家の人間が沢山いるんだが、殆どが変わり者でね」と語っている。
スタッカート調リズムに乗せて歌われるのは、伯父さん達の物語。

アルバムの雰囲気を変えるテキサス・メキシコ風のスウィング・ルンバ・ビートに乗せて歌われる"Jockey Full of Bourbon"は、後述する映画"Down By Law"でも使われた。

"バーボン漬けで立ち上がることも出来ない"
"小鳥ちゃんよ、お家に飛んで帰りな。燃えちまってるぜ。いるのはあんたの子供達だけだ"

散りばめられた歌詞が、無実の罪にハメられ刑務所行きになった映画での役どころにも、ぴったりと合っている。
全編に流れているエレクトリック・ギターは、マーク・リボット。

ふらついたピアノのイントロで始まる"Tango 'Til They're Sore"は、ダンスフロアーでの一幕。
男は、"俺の秘密を全て教えてやる。ただし、過去のことは嘘だけど"と言っている。
恐らく、男が喋る秘密は、全て過去に関するものなのだろう。

悪夢にうなされたかのようなトムのうめき声からスタートする"Big Black Mariah"には、キース・リチャーズが参加している。
"Black Maria"には、囚人護送車という意味があるので、タイトルは、それに引っ掛けているのだろう。
"ハンマー持って、梯子を床まで駆け下りる"という歌詞さながらに、ドタバタするドラムスを担当したのは、ステファン・ホッジズ。

"Diamonds & Gold"は、ダイヤやゴールド求めてやってきた男達の話。
ゴールド・ラッシュ騒ぎにつられてやって来た人々は、街の物価の高さゆえに逆に文無しになったが、果たしてここで語られる男達は、待ち受ける落とし穴や柵を相手に、狂ったようによじ登っているようだ。
挙句の果てにすっかり痩せこけた彼等は言う。"夢を1つかっぱらってくれ"と。
鼻歌交じりになるラストは、やけくそか?それとも、上手いこと夢を手に入れられたのだろうか?

一転して明るい"Hang Down Your Head"は、妻・キャスリーンとの初の共作だ。
女は他に男を見つけ、心からの愛は、脆くも潰えた。
"哀しみで頭を垂れておくれ・・"という歌詞を彩る、トムが演奏するパンプ・オルガンの音色が素晴らしい。
流れを壊さないマーク・リボットのギター・ソロも見事。

"Time"は、まるでゴミ捨て場に埋もれ忘れ去られた子守唄のように優しい名曲。
アコーディオンを弾いているのはウイリアム・シメル。
"さぁ、その時が来たんだ。お前の好きな時がやってきたんだよ"

タイトル曲"Rain Dogs"でも、出だしのウイリアム・シメルのアコーディオンは、とても印象的だ。
Rain Dogsというのは、"街で見かける迷い犬達"のことで、帰り道が分かるように残していた匂いが雨で消されてしまうところに由来している。

まるで刑事映画のような"Midtown"は、1分程の短いインストゥルメンタル。
騒々しさが、次の"9th & Hennepin5"のひっそりとした不気味さ、メタルパーカッションが奏でるムードを盛り立てている。
そして、"Gun Street Girl"。
トムの弾くバンジョーとマイケル・ブレアのパーカッションが、小気味良くリズムを刻んでおり、思わず、一緒になって手拍子したくなる。
"ジョンは、行っちまった。インディアナに行っちまったのさ"
ガン・ストリート・ガールに恋したがためにひどい目に遭ったジョンや主人公。
男は、2度と彼女にキスしないと誓う。

続く"Union Square"について、トムはこう語る。

"あの曲は捨てちまおうかと思ってたんだ。でも、誰かが、ここには何かがあるって言い出してね。
俺が、そんなもんねぇよ、って言った丁度その時、キースがやってきた・・・(後略)"

トムが捨てるつもりだったこの曲は、人の姿をしたロックンロール、キース・リチャーズによって、凄まじい絶叫から始まる絶品のロックンロールへと変貌を遂げた。

そして"Blind Love"では、なんと、キースがバック・ヴォーカルをも披露している。
いや、故・グラム・パーソンズとの親交も深く、カントリーも大好きなキースがこの曲に参加したのは、当然の成り行きだろうか。

"Walking Spanish"では、アルト・サックスで、ジョン・ルーリーが参加している。

そして"Downtown Train"。
曲は、G.E.スミスのギターでスタートする。

"Outside another yellow moon...."

トムのヴォーカルが入り、ロバート・キルゴアのキーボードが加わる。
あまり多くの音を出さずに、しかし、音を切らすことなく、徐々に盛り上げてゆくロバートのキーボードは、見事。

新品の銀貨のように輝いている主人公は、窓から這い降りて、夜の街に繰り出す。
ダウンタウンの列車は、ちっぽけな世界を突き破ろうとしてもがいているブルックリン・ガールで満たされている。

ブライアン・アダムスのドラマーでもあるミッキー・カリーのずっしりとした重みのあるドラムスが加わり力強さを増しながら、トムは、歌う。

"俺があんたの選ぶ奴だとしたら・・あんたのたった1人の奴ならば、俺の声が届かないかい?"

"今夜、あんたに会えるかな?ダウンタウン・トレインで。毎晩、毎晩、何も変わりやしない・・。いつだってあんたは俺を寂しい気分にさせるんだ"

彼女の家の窓を知っているが、今となってはもう遅い。
家の前を通り過ぎ、道を歩いてゆく。
誰も、カーニバルから、彼女を取り戻すことなど出来ない。

"俺の夢は全て、雨のように流れ落ちてゆく。ダウンタウントレインへと!"

ミッキーのずっしりとした重みのあるドラムスに乗って天に向かって舞っているかのように演奏されるG.E.スミスのギター・ソロは、あまりにも感動的だ。

"俺の夢は全て、雨のように流れ落ちてゆくんだ・・ダウンタウントレインへと・・ダウンタウントレインへとね・・"

ルー・リードのライヴ盤"Live In Italy"でも聴くことが出来るロバート・クワインのシンプルでストレートなロック・ギター、ピーター・ガブリエルやキング・クリムゾンとの活動でも知られるトニー・レヴィンのベース、そしてマイケル・ブレアのパーカッションも曲を盛り上げている。
今でも、コレクターズ・ビデオ等で観ることが出来るモノクロのビデオ・クリップ(監督:ジャン・バプティステ・モンディーノ、ボクサーのジェイク・ラモッタもトムの隣人役で出演)も美しい、この素晴らしい名曲は、1990年にロッド・スチュワートがカヴァーして大ヒットし、1995年には、映画"Smoke"でも使われた。

"Downtown Train"の余韻も冷めやらぬ中、インストゥルメンタル"Bride Of Rain Dog"が流れ、ラストは、"Anywhere I Lay My Head"。
成功も夢の跡。今や落ちぶれてしまった主人公の歌を、ホーンやトムのパンプ・オルガンがおごそかに運び去り、コーダ演奏がなされて、アルバムは幕を閉じる。

9月〜10月には、LP"A Conversation With Tom Waits"がリリースされ、ここでトムは本作について語っており、また、12インチシングル"Downtown Train / Tango 'Til They're Sore / Jockey Full of Bourbon"、シングル"Downtown Train / Tango 'Til They're Sore"がリリースされた。(いずれもアイランドより)

さて、"Down By Law"は、ジム・ジャームッシュ監督の映画作品で、ジョン・ルーリーが共演、サントラを手掛け、後に"Life Is Beautiful"を生み出すロベルト・ベニーニも参加している。
本作から、"Tango 'Til They're Sore"と"Jockey Full of Bourbon"が使われており、牢獄で意気投合した3人(トム演じるザック、ジョン演じるジャック、ロベルト演じるボブ)が、脱獄を図るという内容だ。

また、1985年には、もう1つ重大な事件が起こった。
トムの2人目の子(長男)が生まれたのだ。
当初、トムが"Senator"(上院議員)、キャスリーンが"Representative"(下院議員)と名付けようとしたこの子の名前は、結局のところは、"Casey Xavier"という名前で落ち着いた。

"Raindogs"は、"New Musical Express (UK)"、"Schlager (Sweden)"、"OOR (Netherlands)"、"Tip (Germany)"、"Rockerilla (Italy) "でAlbums of the Yearのトップに輝く等、各方面で大絶賛された。
だが、いつも通り、セールス的な成功は収められなかった。
しかし、成功とは何を意味するのか?
"Raindogs"という傑作が生み出され、こうしてその作品を聴くことが出来る・・・それこそが、最大の成功ではないだろうか。(ファンサイトより引用)

このアルバムはリアルタイムではないけども、20代の頃に聞いた。酔いどれのロックンロールだけども不思議な世界だと思った。ロックイコールU.SやU.Kの考えが吹き飛ばされヨーロッパや南米やいろんな世界へ旅をさせてくれるアルバムだ、ポルカやタンゴにカントリーにロックンロールとしびれたし、でも参加ミュージシャンをみれば紛れも無くロックアルバムだと分かるけど、酔いどれなバーボンが似合うという観点では以前の傑作「SMALL CHANGES」と変わらないけど、よりワールドワイドにぶっ壊れてる感じがかっこいい。このアルバムはROCKの俺なりの王道をブチ壊してくれて、自由な発想でいいんだと教えてくれた作品である!

自分でも気が付いてなかったスイッチを押してくれた。
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2008年10月22日

午前五時のシグナル。

久しぶりに自分のブログを開いた、いろんなコメントどうも有り難う。最近は心の状態が良くなく仕事して人に接してる時は良いんだけど、家に帰ると夜はあれだけ毎日楽しみに観てた深夜ローカルも観なくなった、、、。COCKPITに籠ってレコード聴いたりDVD観たりマスタリングしたりすると心が安らぐ、古いレコードには思い出が沢山詰まっており、その頃の自分の状態や環境や楽しかった事辛かった事を思い出す事が出来る、またあの頃気が付かなかった音やアレンジに気が付いて嬉しくなったりまた感動したりする。そうするといろんな事もボンヤリ考える事も多くなる、相変わらず何か創りださなくてはと言う人生の基本は変わってない事にも安心出来るし、また焦りもする。そんな事を20年以上も繰り返してる。今日の自分はどれくらい前進出来たのだろうかとか、、、TVを観るのは楽しいし昼間は仕事に出かける前はつけっぱなしにしてるけど、どうも受け身で何時間も過ぎるのは楽でいろんな情報も分かるけど、いらない情報の方が多い。昼間は繰り返し繰り返し同じ話題のニュースが流れる。昼間の仕事にいく前はそれでいいんだろうけど夜の仕事後は自分本来の時間だ、それを受け身に過ごすのはもったいないって十数年かかってやっと思いはじめた。かつては一人暮らしで寂しくて深夜ローカルに助けられたけど、そんな年でもない。COCKPITに籠ると別に制作してなくても、この部屋はこんな楽しいおもちゃ箱なんだと今さら思った。アルコールの量も減らすといつまでたっても眠くならない、すると朝方になりベランダでタバコを燻らせるとピーンと張りつめた空気と新聞配達のバイクの音が懐かしい。朝方の空気は食えない時の自分を思い出させてくれる、市場でバイトをしてた時や、音楽でやって行くようになり食えなくて悔しくて寝れなくて朝方「俺何やってんだぁ〜」ってベランダでたばこをくわえてた。年は重ねたけど俺は何も変わっちゃいないなって落ち込んだ、大体進歩してないし精神的に成長してない気がした。こんな時の俺は自分で何かを変えたい時だと分かる、このままじゃいけないって言ってる。仕事のしかたや生活、時間の使い方なんかを具体的にではなくまだ客観的に、、、

午前五時のベランダからシグナルを送るようになった、誰に送ってるんだろう?何を送ってんだろう?、、、多分空に向かっておくって自分の心に返してるんだと思う。何を?どんな事を?どうゆう風に?まだ答えはでないけどシグナルを送る続けてみようと思う。誰かに届くかなぁ?、、、そんな時は決まって頭の中ではエコーズのジェントルランドって言う曲の歌詞が流れてる。

午前五時01.jpg午前五時02.jpg今日はめかぶ茶のお茶漬けと銀杏、松茸、鯛、アワビの肝のあんかけ!絶品です。

この素晴らしきロクデナシの世界に乾杯!
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2008年10月17日

黄昏の黄色い旅 ー其の弐ー

ブログのサーバーも容量が増えて更新出来るようになった。原因は嬉しい事だけど写真を撮ってくれた人が気合いを入れ過ぎて画質も最高で、写真の大きさも30cm x 20cmくらいあり、圧縮してなくメールで20枚くらい送ってもらって調べたら一枚の容量が20Mくらいあった(笑)こちらのPCもパンク寸前だったけど、何とかこの記事からこちらで写真はWEB用に圧縮したので軽くなったと思うよ。前回までは重いけどご了承を!サイズはでかいけどね。WINではサイズを観やすいように表示してくれるけど、MACの人は相変わらずでかく全貌が観にくいけどよろしくです。(携帯では見れないと思うけど)

黄昏の黄色い旅のその後は実はある島を目指した。この島は何年か前から行きたいと思ってた島で、しかも夕焼けを観たいと決めていた。映画の舞台にも何度かなった山陰の島だ。後は車のCMにも沢山登場してる海の上にかかってる橋も有名な島。

黄色02.jpg山陰の情緒ある昭和を感じる街並や一両の黄色い山陰線と平行に走り、所々にある小さな小さな漁港町に癒された。

そして目的の場所は角島!

黄色07.jpg黄色08x.jpg島の地図と、この島に渡る為の有名な橋。下関ICで降りて国道191号を一時間ちょっとでこの景色に出会えるよ。

黄色09x.jpg黄色10x.jpgこんな橋は渡った事が無いし、日本海の風は強かったよ。

黄色11x.jpg橋の途中から観た黄昏。

黄色12x.jpg黄色13x.jpg目的地の灯台の公園に到着、黄昏もいい具合になって来た。

黄色14x.jpg黄色15x.jpgBEST TIMEの黄色を待つ為に黄昏れる。

黄色16.jpg黄色17x.jpgいよいよその時がやって来た。

黄色18x.jpg黄色19.jpg

黄昏の黄色い旅が終わった。

その日はいろいろ手違いもあり島には一時間しか居れなかったけど素晴らしい自然のこの島で暮らす人には当たり前の事だろうけどの瞬間を体験で来た。この後福岡で20時から仕事だったのでSUNSETは諦めて急いで帰ったけど、

黄昏の黄色の漢字の意味が少し分かった気がした。し、また思い出が増えたよ。どうもありがとう。
posted by usui special at 02:19| 福岡 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月15日

黄昏の黄色い旅 ―其の壱ー

やっと自由な心が訪れた気がする。まだ母親の件はみんなに報告出来るような変化はないけれども、この夏から続いた忙しさ、いろんなバックバンドやイベント事やが先日の祭日で今年の大きな仕事が全て終わった。何か次ぎに向かおうとか次の表現をしたいなと思う時は片手間では出来ない、よってバリバリのサラリーマンや実業家は俺には無理だ。じっくりいろんな物を感じて頭で消化して心で躍動していろんな考えに至り行動が始まる、至ってスロースターターだ。けどアンテナは常に張り巡らせ吸収したいと思ってるよ、人との関わり,音、色、空気、感覚、感情等は常にフラットに感じようと思う。俺は子供の頃から身に付いたのだろうか?無茶苦茶辛い出来事が訪れても、次の日にはリセット出来て前向きに考え楽しい事を考えられるように心が切り替わる。いい加減な所も多いけど、人間いい加減じゃないとやってられないとも思う。大事にする部分とさらりと流す部分がはっきりしてる、からある意味冷たい男かも知れない。

zepp01.jpgzepp02.jpg12日がリハで13日が本番のZEPP福岡でのでかいイベントがあった。

zepp03.jpgzepp04.jpgアコースティックギター39台のアンサンブルは圧巻だった。

生のライブは体験した者しかわからない。非現実な時間で日常生活では決して味わう事が出来ない時間だと思うし楽器をやる人間は是非自分で楽しむのも良いけど、人前で演奏する事を想定して練習して欲しいな。上達のしかたが全然違うと思うよ。

何度もこのブログでは書いてるけどは一番年間を通して好きな季節だ、空気感とかキンモクセイとか今年を振り返りだしたりとか、そんな秋には必ず出かけたくなる。チャリも良いけどテーマを決めて遠出がしたくなる、

今回は黄昏れたい、夕日が観たい、ボォーとしたい。俺は田舎育ちのせいか?そんな時は都会には目が向かない、テーマパークとか都会とかにはもはや何の魅力も感じなくなった、ディズニーランドやUSJも一度も行った事が無いし行きたいと思った事も無い。2、3年に一度は長い日数行ってた東京も行かなくなった、年とった証拠だろうなぁ、、、かといって上質な温泉のロケーションも興味が無い、より自然の美しさを求めてしまう。

黄色01.jpg雨の予報が奇跡的に晴れ!

黄色03.jpg黄色04.jpg今回は東方面に黄昏を求めた。

黄色05.jpg久しぶりの関門橋越えだ!車で関門橋を渡って本州に渡るのは何十年ぶりかになる。今回はここまで。と言うのもサーバーの容量が足りなくて写真をアップ出来ないので、容量を増やしてから其の弐をアップするのでよろしくね!目的地は、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

お楽しみに!秋を満喫しようね。
posted by usui special at 03:02| 福岡 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月10日

わんさか

最近ブログを更新出来てない。よって久しぶりです!何かとCOCKPITに籠ってる季節になって来たので申し訳ない。自分の制作ではなく、マスタリングしたりしてる。それはお世話になってる人へのごくごくプライベートな作業で、名盤レコードや古いCDの再生とも言える儀式で、ようするにアナログの太い音のまま現代の音量や音圧に負けないくらい現代の技術を駆使して再生する作業だ。レコードの良さは生かしながらマルチバンドコンプで美味しい所を持ち上げて、今のCDよりも超音波が記録されてるアナログを最大限生かしてCDに収める作業だ。なんのこちゃ!レコードをCD化する!俺にとっては神聖な儀式とでも言えるくらいに大事な時間だけど。けど同じ音源のCDとマスタリングしたレコードのCDではびっくりするくらいに音が違うよ、みんなにも聴かせたいな。

個人的にレッスンしてる六本松のスタジオには少なくとも月に10日くらいは夜に行ってる。そのすぐ近くの別府橋に「わんさか」という朝まで開いてるBARがある。最近オーナーが変わって、知り合いがオーナーをやるようになった。彼と知り合って5年近くなるけど、男前でバイタリティ溢れてる。知り合った時は中央区の今泉でBARをやってた、その時から意気投合はしてたし、そこが例の地震でダメになってからも常に連絡が来てたので切れる事は無かった。先日そのBARである女性と席が隣り合わせになった。彼女は詳しい事はわからないけどOLさんで、いろいろ話してると、彼女の心の何かが溢れ出し泣き出してしまった、、、それはオンオンではなくひっそりでもなくヒクヒクでもなく涙を流した、、、彼女の確信はわからないし何に悩んでるのかも分からない、けど俺の言葉が心に響いたみたいだ。次の日に丁寧なメールが届いた「碓井さんの言葉はストレートだけど、その中にも優しさ、暖かさを感じる事が出来たし心にガツンときました」と爆発寸前だった心がスーッと解けたそうだ。俺は人に道を説くような人間でもないけど、ストレートに生きていたいとは常に思ってるし人の二倍いろんなことが起きるので、そんな言葉が彼女の心に届いたのだろう。そのメールには逆に俺も勇気をもらったよ。どうもありがとう。ちなみのそのBARのオーナーは俺のCD「媚薬」の大ファンでヘビーローテで流れてるよ。とても嬉しい。そんなこんなでブログサボリ気味だよ、、、、。

わんさか01.jpg今日の絶品!京野菜の「万願寺唐辛子」を地鶏味噌でどうぞ。

最近オンラインレッスンの事を良く聞かれるので貼付けとくね、これは週に2日お世話になってる北九州の「PLUG-IN」の企画で、毎週火曜日に更新されるよ。これはCHUYA ーONLINEという通販専門の社員ブログの中の企画で始まった。
http://www.chuya-online.com/

ここから入って「バンド支援プロジェクト始動!!!」をクリックすればブログに行くのでそこの左の項目で「ブログアーカイブ」で探してみてね。後youtubeで「碓井裕介」で検索してもらえば出て来るよ。

わんさか02.jpgこのオンラインレッスンの全ての映像と編集を担ってる「MR.SYO-JI」。俺は基本的には撮影するまで何も考えてなくて、その時に感覚でしかも1TAKEでやってしまうので、MR.SYO-JIには苦労をかけてる。その画像を観ながら作り上げてくれる、俺もあんまり観た事ないけど、素晴らしいフォローの画像にびっくりするよ、さすがプロフェッショナル!

やはり人は自分一人ではなく、いろんな人との絡みで人生が出来上がってると思う。関わりのある全ての人に感謝したい。

午前三時の交差点。
posted by usui special at 02:53| 福岡 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月04日

三日間の秋午前

みんなは朝は何時頃起きてるのかな?サラリーの人は始業時間が毎日同じ人や、二交代三交代などで生活のリズムがある。俺はと言うと仕事が土曜日を除いて夕方からなので、週に一日しか午前中を知らない。そんな土曜日だって起きるのが10時半とかで、家を出るのは昼過ぎなので、午前の日光は浴びないよ。俺みたいな仕事でも子供でもいれば違うんだろうけど。大体寝るのが4時5時くらいで起きるのが12時13時くらいだ、仕事が終わる時間も何パターンかあり一番早いのが21時、一番遅い時は0時半だったりする。けどそんな毎日でも体時計は出来てるので、夜というか午前3時過ぎに帰って来て5時くらいに寝ても13時には目が覚める。別に仕事に追われてる感じもないし、かと言ってダラダラ過ごしてる感じも無い。どこかでストレスも解消してるんだろうけど、本当はもっと時間を有効に使って自分を奮い立たせないとって、自分のお気に入りのアーティストの新譜や好きな作家の新刊が出るたびに、俺何やってんだ〜〜って思う。仕事は坦々とこなして好きな音楽で生活も出来てるし、何不自由もしてないけど、それではダメだと俺は思う。プラスアルファを自分に負荷をかけて頑張らないと何も産まれて来ないし、ただ生活してるだけの自分は嫌だ。常にアピールしたり吸収する為のアンテナを立てて発信してないと何も作品は出来ないし、仕事でもはたまた男としてでも魅力は出ない気がする。魅力ある人はあってすぐに分かる、10m先からでも何かを感じる気がする。それは決して有名人でTVとかで観た事ある人以外でもね、キラキラ、ギラギラしてる気がする。

今日のタイトルからはそれたけど、このブログを書く時はPCに向かってからタイトルを考える。けど撮った写真や毎日の出来事の中で頭の中で自然とタイトルはもう出来てるのかとも思う。後はキーボードたたきながら本能のままに書いてるし、下書きも構成も書き直しもしないので、少々支離滅裂に勘弁!

今日までの三日間は珍しく朝からの研修会があり8時半には起きた。初日が一番きつくて午前中はまだ本調子ではなかったけど2日目以降は前日の夜から調整して秋の午前中をチャリで満喫出来るようになったし、夕方にははねるので19時くらいからしばらく顔を出してなかったお店に行ったりと不思議な三日間だった。朝起きるのも悪くないなとかも思いだした。

秋朝01.jpg

午前中の方がGOLDが輝いてる。

秋朝02.jpg今日の一品!川端商店街にある「どさんこ」の味噌ラーメン。ここは老舗で久々に旨かった。

どんな人にも平等に陽はまた昇る。
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2008年10月01日

MARCO,,,semi-FINAL (風の中の火のように)

考えてみれば二十歳で家出して雲がパァーッと晴れた。この福岡は博多に出て来て俺の人生がスタートした気がする。考えられない事も多く、人に話すとびっくりされる事も多いし波瀾万丈なのかなぁって鏡のように人を介して自分が見えて来る。このブログでも紹介してない事や一部の知り合いしか知らない事もあるけど、基本的に俺は二人分の人生を歩んでると自負してるので人よりも倍に許容範囲が広いとも思う。でも考えてみれば、こうやって今だに音楽で飯が食えて毎日いろんな音楽好きと接せられて幸せだと思う。今だに新手のJOKERは送り込まれて来るけど、そんなJOKERでさえ哀れみを感じれるくらい逆にJOKERに教えてもらった事も多い、だから"DEAR JOKER xxx"って曲を作った。DEAR、、、親愛なる、、、関わりのある人にはみんなに感謝しようと決めたのをこの曲を作った時に思ったし、そんな親愛なるJOKERさん達によって曲が出来た事にも感謝だ。

MARCOシリーズも架橋を向かえて来た。いろんな人から言葉をもらう、どうも有り難う。いろいろ葛藤しながら暗中模索で考えも色々変わって来たけど、前回のMARCOで照準が定まった気がする。それも友達の声やこのブログを覗いてくれてる知り合いや、知らない人の言葉によって腐る事無く、また決してクールに客観的になる事無く(なりそうになったけど何度もね)。

この前東区の友達の家へお邪魔して広いベランダの写真を掲載したけど、実はその写真に母親が住んでる地区が写ってる、、、友達は毎晩のようにそのベランダでタバコを燻らせながらその地区を眺めながら「会えますように!」と祈ってくれてるそうだ。その現場に立った時にこみ上げるものがあった。別にこそっと押し掛けるつもりは俺も大人だしさらさらないけど、その友達の思いとか空気感はそのベランダに立った時に特別なものを感じた。その時にまた友達に色々相談した、、、もうメールで一往復やり取りして2ヶ月弱たつけどそれ以来何の連絡も無かった、、、俺も気を使って連絡しなかった、、、それがいろんな想像が膨らんだ。勿論悪い方向の想像が多かった気がする。

たわいもないメールを送った。季節の事とか自分の近況とか、、、決していつ会える?って事は母親を苦しめると思ったので書かなかった。すぐに返事が来た、、、そのメールの

内容は明らかに母親の言葉や想いだった。
今の仕事で生活出来てるのか?とか病気した時や老後の準備はしてるのか?とか、とにかく状況が分からないので心配してるって書いてあった、、、。そして最後に、、、、、、

10月か11月に会えるように考えましょうかね。って書いてあった。、、、正直言って実感はまだ無いけど、どこでどんな状況で、一回きりなんだろうか?とか色々考えたけど、返信メールで俺は「俺のその後の写真を持って行くので、お母さんも若い頃やその後の写真を持って来て下さい」って敬語はおかしいと思いながらも綴ったよ。その時は仕事前だったので現実味がなかったけど、仕事終わって自宅のベランダでタバコを燻らせながら秋の雨を感じながら涙が落ちた、、、BIG LOVEを久々に感じた。

風の中の火のように!決して消さないように手のひらで囲ってみせる。それぞれの人生が大事だし最優先なので、まだどうなるか分からないけど、風の中の火は灯ってるよ。
posted by usui special at 02:34| 福岡 ☔| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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