
The Southern Harmony / The Black Crows
90年代はレイドバックの時代だった。80年代の終わりにガンズやニルバーナが出て来て80年代のゴージャスな売れる為のPOPに舌を出してけつを叩いた。90年代になりアナログな機材を駆使してレニークラビッツが音楽の暖かさを再度これでもかと登場したり、そんな92年の二枚目のアルバムがこいつだ!俺もリアルタイムではないけど70年代のサウンドで育ったので、このブラッククロウズを聞いて嬉しくなった。VOはまるでロッドスチュアートだしR&Bやブルースをルーツとした本物がまだアメリカにはいるんだって勇気づけられたのを憶えてる。この頃はもうインストラクターの仕事もしてて自分がかっこ良いと思ったものは間違いじゃないと思ったのを思い出す。今聞いても色褪せてないし二枚目にしてしかも20代にしてこんなアルバムを作ってしまう事にやはりアメリカの奥深さを感じる。二枚目にしてブラッククロウズの最高傑作だと思う。
クリス・ロビンソン(vo)、リッチ・ロビンソン(g)の兄弟を中心に、1984年にジョージア州アトランタで結成された米国のクラシック・ロックの伝統を継承するロック・バンド。ジョージ・ドラクリアスがプロデュースした、1990年のデビュー・アルバム『シェイク・ユア・マネー・メイカー』と、2nd『サザン・ハーモニー』(1992年)が立て続けに大ヒットを記録し、米国を代表するロックン・ロール・バンドとしての地位を決定的なものとする。その後『アモリカ』(1994年)、『スリー・スネークス・アンド・ワン・チャーム』(1996年)と、作品をリリースするごとに、よりアーシーでレイドバックしたフィーリングを強め、ジャム・バンドとして評価を高めていくことになる。
1999年に、ケヴィン・シャーリーをプロデューサーに迎え『バイ・ユア・サイド』をリリース。前2作から一転、シャープなロックン・ロールを前面に出し、フジロック・フェスティバル'99に出演する。2000年には初のベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ 1990−1999』をリリースし、デビュー以来所属していたAmerican Recordingを離れる。2001年にV2 Recordsに移籍し6thアルバム『ライオン』を、2002年に『ライヴ』をリリース後、突然解散を表明する。メンバーは個々のソロ・プロジェクトで活躍後、2005年に待望の再結成を発表する。そして、いきないサマーソニック’05で来日し、完全復活をアピールする。
試聴はこちら http://music.yahoo.co.jp/shop/c/10/srcs9834/
素晴らしいものは色褪せない。