そもそもギターと言う楽器が自由な楽器だと思う。オタマジャクシや決めやクレッシェンドみたいな事よりも自由に弾きたいという何ともわがままで、音楽をちゃんと勉強して来た演奏家の人たちからすれば遊びにしか聞こえないんだろうなって思う。でもそんな自由なアドリブやリズム遊びやコード感なんかが楽しいって思うし、そこに自分の個性や、その人にしか出せないグルーブだったりフレーズや和音の世界観がおもしろかったりする。
譜面を渡されてコードやリズム譜やメロディーがビッチリ書かれてる事をやる方がストレスがたまる。仕事でもその通りやった試しがない、俺なりのエッセンスは必ず入れたくなるので、事前に「ここフリーで弾かせてもらいま〜す」とか「途中のソロアドリブでいいっすか?」とか聞いたりする。それはレコーディングになると話は別だけどね。
自分の曲を創ったり演奏したりする時は白い紙にまずばっと線を加えてそこから自分の線や色を加えて行くような気がする。けど人の曲を演奏する時は塗り絵に近い気がする、黒い線だけがその絵を描いてて、そこに自分が思う色を塗り込んで行きたいと思う。勿論自分の曲を作る場合は、頭の中でデッサンは繰り返されてる気がする、だから漠然とした頭の中のデッサンが実際白い紙に形として姿を表すと、漠然とした形のないデッサンとは微妙に違ってたりして苦労するけど、あくまでデッサンなので違った落としどころも見えて面白い。後は自分がどんな音がかっこ良くて、どんなスカしかたがあるとか、意表をついてやれとか、ここはお決まりの壮大に感動的にとか、どんどん白い紙がいろんな線や色で染まって行く、それをたまには2メートル離れた場所から眺めたり、20センチの距離である部分だけをみたりしながら、出来上がったらデッサンとかけ離れたりするけど、ゼロからイチにするきっかけはずれてないので、逆に面白い。
頭の中を超える事はない。
もう11月に入り年末がやってくるなぁ。12月はプロデュースしてるDRSのライブもあるし、今度の日曜から約15年ぶりのMICKのリハが始まる、MICKに関しては自由度が増す分自分の音やフレーズをしっかりアドリブしないといけない。ギターリストに久々専念出来るので楽しみでもある。リハも2、3回しか出来ないと思うし、はっきりとライブの日時も決まってないけど、、、土曜日のライブ希望だったけど、俺が土曜日は2月まで予定が詰まってるので、まだ分からないけど仮で12/23の祝日に決まってるけど、はっきり決まったらこのブログで紹介するので、ROCK'n ROLL BANDのギターリストに専念する俺も見に来てほしいな。ある意味俺の原点でもある気がするよ。



今「白紙」と言うタイトルが決まった。