今月のアルバムだけど、自分の中でどこで境界線を引いてるのかは分からないけど、確実に「有り」「無し」は音を聞くと瞬時に分かれる。勿論ドライブしたリズム隊、ナイフのようなギターのカッティング音、ヴォーカルの圧倒的な存在感や言葉。そして最後は全体の言葉には出来ないけどバランスや世界観やジャケットのデザイン、ましてやバンドのルックスやセンスまでもが、その対象になってる気がする。それはみんなそれぞれ有ると思うし、それは売れてるからその人にとって素晴らしいものとは違う気がする。けど自分の心が動いたアーティストやアルバムがメインストリームにいて売れて話題になれば嬉しいけどね。
ここ最近は拒む勇気も必要だと思うようになった。情報に受け身で100%じゃなく、例えば気になる本を買っても、つまらないと思ったら読むのを辞めるし、映画館も途中で出て行った事もある。ある作家の人が言ってた、店に入ってビールを頼み気に入らなかったら一杯で出て行くって何かのエッセイに書いてあった。それはさっき書いたように店の雰囲気や店員の接客や、そんな言葉にできない嗅覚でこの店は駄目だって思ったら勇気を持って出て行く事も大切だって書いてた。その作家は料理や良い店の書物も出版してる。そんな些細な毎日の選択がその人を形成してるんだと思う。勘違いしないでほしいけど、それは決して高いお金を払えば良いものって感覚ではないって思うよ、俺は今流行ってる服のメーカー何かは全然知らないしブランドものも分からないけど、逆に言えば流行ってるものでも自分がかっこ良いと言うこだわりで持てば価値はあると思うけど。
けど博多に住んでて全国チェーンの飲み屋は俺は無しだ。
TO THE LOVELESS / BOOM BOOM SATELLITES
公式HP : http://www.bbs-net.com/top.html
試聴はこちら : http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SO/BoomBoomSatellites/
最近出たブンブンの新譜だ。少し前にベストも出たけど、今回のアルバムは今までとは違い唄がまずちゃんと核であって、ストリングスが美しく勿論デジロックの格好良さもあるんだけど、凄く大人な感じがした。詩の世界はまるでRADIO HEADみたいだし、退廃的だけど愛も感じる。このバンドにはいつも感じるんだけどセンスがいいなって言うのとKOOL!だって事。マニアックになりすぎず、良い意味でギターも弾きすぎず、ピコピコ言わせすぎず、今回のアルバムでノンジャンルと言うかブンブン自身がジャンルになった気がした。おすすめだよ!
この夏用のボードを組み直した。基本的にはあまり変わらないんだけど、モディファイしてあるSUPER OVER DRIVEが良い感じだ。後変更点は電源をカスタムオーディオ製に戻したのと、ケーブルもベルデンとEX-PROに変えたら、まず音像が一皮むけたのとベルデンのせいだろうか?LOWがいやらしくなく豊かになった気がする。ほとんど何らかの改造がされてるけど俺にはさっぱり電子の事は分からない。
エフェクツはこだわってるんだかどうだか?