2010年06月30日

今月のアルバム,,,10'06'

梅雨らしくなった。部屋の湿度計が70%になったりする、まだ汗をかくほどではないけど床がベタベタして気持ち悪いのでクーラーの除湿を25度くらいでオンにすると寒くなくて、湿度計も50%くらいになって気持ちよい。ここ何年かこの時期と言うかクーラーを入れはじめの季節にだるくなるようになった、自律神経が少し狂ってると言うか、夜疲れやすくて三半規管がおかしい、、、めまいまではないけどいつも眠い感じである。けどそれも一週間くらいで慣れてくれる。もともと密閉されたスタジオばかりなので湿度や温度を考えてクーラーは必需だけど何時間もその中にいるので毎年クーラー入れ始めは体がなれずに調子が悪い。

今月のアルバムだけど、自分の中でどこで境界線を引いてるのかは分からないけど、確実に「有り」「無し」は音を聞くと瞬時に分かれる。勿論ドライブしたリズム隊、ナイフのようなギターのカッティング音、ヴォーカルの圧倒的な存在感や言葉。そして最後は全体の言葉には出来ないけどバランスや世界観やジャケットのデザイン、ましてやバンドのルックスやセンスまでもが、その対象になってる気がする。それはみんなそれぞれ有ると思うし、それは売れてるからその人にとって素晴らしいものとは違う気がする。けど自分の心が動いたアーティストやアルバムがメインストリームにいて売れて話題になれば嬉しいけどね。

ここ最近は拒む勇気も必要だと思うようになった。情報に受け身で100%じゃなく、例えば気になる本を買っても、つまらないと思ったら読むのを辞めるし、映画館も途中で出て行った事もある。ある作家の人が言ってた、店に入ってビールを頼み気に入らなかったら一杯で出て行くって何かのエッセイに書いてあった。それはさっき書いたように店の雰囲気や店員の接客や、そんな言葉にできない嗅覚でこの店は駄目だって思ったら勇気を持って出て行く事も大切だって書いてた。その作家は料理や良い店の書物も出版してる。そんな些細な毎日の選択がその人を形成してるんだと思う。勘違いしないでほしいけど、それは決して高いお金を払えば良いものって感覚ではないって思うよ、俺は今流行ってる服のメーカー何かは全然知らないしブランドものも分からないけど、逆に言えば流行ってるものでも自分がかっこ良いと言うこだわりで持てば価値はあると思うけど。

けど博多に住んでて全国チェーンの飲み屋は俺は無しだ。




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TO THE LOVELESS / BOOM BOOM SATELLITES



公式HP : http://www.bbs-net.com/top.html

試聴はこちら : http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SO/BoomBoomSatellites/


最近出たブンブンの新譜だ。少し前にベストも出たけど、今回のアルバムは今までとは違い唄がまずちゃんと核であって、ストリングスが美しく勿論デジロックの格好良さもあるんだけど、凄く大人な感じがした。詩の世界はまるでRADIO HEADみたいだし、退廃的だけど愛も感じる。このバンドにはいつも感じるんだけどセンスがいいなって言うのとKOOL!だって事。マニアックになりすぎず、良い意味でギターも弾きすぎず、ピコピコ言わせすぎず、今回のアルバムでノンジャンルと言うかブンブン自身がジャンルになった気がした。おすすめだよ!


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この夏用のボードを組み直した。基本的にはあまり変わらないんだけど、モディファイしてあるSUPER OVER DRIVEが良い感じだ。後変更点は電源をカスタムオーディオ製に戻したのと、ケーブルもベルデンとEX-PROに変えたら、まず音像が一皮むけたのとベルデンのせいだろうか?LOWがいやらしくなく豊かになった気がする。ほとんど何らかの改造がされてるけど俺にはさっぱり電子の事は分からない。


エフェクツはこだわってるんだかどうだか?



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2010年06月26日

白いクレパス

今年に入ってもう半分が過ぎた。10年一昔って言うけど、俺くらいの年になると20年一昔と言った感じだろうか。ここ博多区の博多駅近くの都会のど真ん中に移り住んでもう5年が過ぎた、家の周りの慌ただしさと比例してるように俺自身も慌ただしかった気がする。その前は閑静な住宅街に住んでたのでチャリが大活躍して、しかも坂の上にある家だったのでチャリのブレーキパッドは何回交換しただろう。毎日平均して1時間弱はチャリの上だった。最近は乗る機会も減り、たまに遠出をするくらいだけど別に運動量が減ったから俺の体系は変わるでもなく相変わらず痩せてる、最近は家ではアルコールはほとんど飲まなくなった。無理に飲まない時期はとおに通り過ぎて、逆に飲まない時間が楽しく本読んだり音楽聞いたり物思いにふけったりしてると、別に生き急いでる訳ではないけど今までアルコールに酔って気持ちよく感じてみてた映画や音楽や本や物思いとは違うはっきりした意識の中での心への浸透の仕方とかが心地よい。今思えば自分の過去や境遇の異常さをアルコールの力を借りて紛らわせてた気がする。それによって迷惑をかける事が嫌になった、し、そんな夜を過ごしても何も始まらないし、何も残らない。もちろんアルコールはとんでもない大きな発想をもたらしてくれるのは間違いないし何時間でも音を聞いてられる。普段しらふでは10年に一度くらいしか手に取らないレコードを聞いたりして新たな発見がある。

それはそれで大事な事なんだろうけど、自分の価値観とか心が変わって来たのは最近のブログに書いてるように「返さないといけない」精神が芽生えて来た事かもしれない。若い頃は反骨精神や体制や社会や団体なんかに何かと反発な事が自分自身を作ってると思ったけど、何だろう?社会や会社やお店や音楽やエンターテイメント何でもいいんだけど、お金が回ると言う事は、払う人は何らかの価値を持ってお金を使うよね。好きなものだったり必要なものだったり、けどそれはものだけではなく時間や空間や味や安心やいろんな事にお金が回ってると思う。自営業の俺たちは勿論それが直球で帰ってくけど、サラリーの人だって、直接ユーザーに会わなくても自分の仕事や自分の価値が回って人に喜ばれてそれがお金に換わるんじゃないかなと思う。そう思えば今自分がやってる毎日とはみんな価値があり、逆に言えばそんなお金で自分は生活出来てるし、またそれを自分の価値のお金を使う。そう考えると今置かれてる状況や仕事とか毎日に少しでも笑顔で頑張れれば心が豊かになるように思う。だからお金は回って心の豊かな暮らしがあると思う。批判する事は簡単だ、けどそれを続けていくくらいならばプラスに心豊かに今より状況が良くなる事を考えていかなくてはいけないと思う。特に自営業はそれがそのまま商売に反映する気がするんだ。

アルコールでいい気分になって自分の世界観を毎晩夢見たり、またそこが自分の桃源郷だ

と毎晩思ってもキャンバスに白いクレパスでデッサンしてるだけだと思う。俺もそうだったし、デッサンはいっぱいしたよ!大作も出来たよ!けどそれはなぞった俺にしか見えないし、結果は何も出てない。仕事でも手伝いでもステージに立った時の俺がみんなには今の俺にしか見えない訳だ。だったら文句はなしで結果を出したいと思う。みんな何らかの冠で人と接し明日の予定が気になり、その予定もうれしくあり、あてにされないほど悲しいものはない。その冠はみんな形も大きさも違うけど立派な冠に見える。けど決してその冠は自分一人で形が出来上がりかぶってるものじゃない、かぶらせてもらってるんだ。またその冠は誰でもがかぶれる同じものはないと思う。

何か今日は哲学的になったけど、勘弁!最近よく本ばっかり読んでるせいだろうか?またこの上ないDNAの悲しみの境地もやり過ごしたからかな?何か自分自身が変わって来てる気がする。けど揺るがない表現したい!根本の上に今書いた文章はすべてあるけどね。


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レコードの棚をやっと買って手にとりやすくした、よく聞くやつをチョイスして並べてみたら気分もすっきりして毎晩名盤達と再会してるけど早く24いや12色でいいやシンプルだけどそんなクレパスで形に残さないと!


BRAND NEW USUI SPECIAL !


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2010年06月21日

車窓からの真実

もう俺はいろんな事や価値やDNAさえも変わってしまった、、、あの頃の自分から。故郷さえも捨ててしまった、逆に受け入れてもらえる場所はないと確信したし、入れないなと確信もした。昨日は知り合いと久々のドライブ!ルートは中々決まらずに迷惑かけた気がする。結局第二の故郷を経由しての福岡に限りなく近い大分県の自然道からのぐるっと回るルートでお願いした。今となればなぜそのルートを選んだのか自分自身よくわからないし、同行して付き合ってくれた知り合いは楽しかったんだろうか?申し訳なくも思う。大野城駅で待ち合わせ〜小石原、江川ダム〜英彦山〜野峠を南下〜大分県山国〜青の洞門〜中津市〜10号線北上〜行橋市〜仲哀トンネル抜け〜筑豊〜八木山バイパス〜福岡博多までのドライブだった。

第二の故郷はその途中にある。3才まではその街で過ごした、実母と義母もこの街出身なので、何かとゆかりや思い出がある街。そうだ今はその町の町長のリコール問題でTVでもよく取り上げられてる町だ。確かにその町には顔も知らない親戚がいる、会った事はあるけど記憶にもないけど、その町で今だに血を分けてる親族が暮らしてるはずだ。そんな町を何十年かぶりに通り過ぎた。記憶の断片が蘇り変わってなかったしいろんな道も覚えてた。けど今の俺はこの町のDNAが半分以上入ってるにもかかわらず、懐かしさや清々しさや哀愁や落ち着く心は感じなかった。逆に出て行ったものへの変わらぬ町の頑固とした冷たさを感じた。俺のDNAさえも変わってしまったんだろうかって再確認した気がするよ。俺は二十歳で本格的な家出をする前からプチ家出を大学生の頃から常習でやってた時に感じたあの感覚は今だに忘れられない。家が嫌で飛び出し博多へ向かう列車の中で毎回味わったあの不思議な感覚。それは列車が自分の町を離れ博多へ近づくにつれて心の厚い雲がパーっと晴れて行く感覚と言うか自由になれる気がした。バンドも友達も繋がりも捨ててあの町から逃げ出した。その町「犀川」には今回は行かなかったけど、そんな暗雲立ちこめる雰囲気は第二の故郷でも感じた。変わらない絶対さと逃げ出して変わった者との軋轢は年月とともに既にうまる事はない、多分そこに住み続けているであろう俺との関わりは親族や友人にしても変わってしまって逃げ出した俺は受け入れられないだろう。けど俺はあの頃と何も変わっていない!中学生の頃に音楽の洗礼を受けてから今日の今まで何も成長してない気がするし、たまたまそれが仕事になって暮らしていってるだけだけど、今回通り過ぎた町を見て感じてなるほどと思う事も多かった。その町の雰囲気はゆかりのある俺でさえ居心地は悪かったけど同行した知り合いもその町に対して良い印象はなかったみたいだ。ドライブが終わると運転を担当してくれた知り合いが異常に疲れてたのが印象的だった。運転はプロに近いのに、、、。


その場所で産まれた事が何かの間違い


だったんだろうなって今の俺の状況からすると思えてならない。もう関わってはもらえないだろう。過去の俺との関わり全てから、、、、。

車窓からの真実01.jpg車窓からの真実02.jpg今回はまずは電車から始まった。江川ダムにて!


車窓からの真実03.jpg車窓からの真実04.jpg車窓からの真実05.jpg今だに変わらない駅舎の風景、子供の頃を思い出した。


車窓からの真実06.jpg車窓からの真実07.jpg野峠を抜けて、遠くに見えるのが「青の洞門」


車窓からの真実08.jpg車窓からの真実09.jpg行橋市へ行くと必ず立ち寄る名物でしかも絶品!


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最後の〆は博多へ戻り行きつけのお店でエイリアンの丸揚げ、骨まで食べれる。


もう博多での生活の方が長いので故郷は今だ!




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2010年06月17日

A-GAO

今年の梅雨は湿気は増えて来たけど、まとまった雨はまだ福岡では今日の時点では降ってない。今日は梅雨の早くも中休みで「快晴!」気温は30度くらいはあったけど、夜は過ごしやすいけど俺の部屋は機材も多く何かと暑い!PCの横にかわいい直径15cmくらいの扇風機を回しながら書いてる。今日のBGMは石川鷹彦大先生の「KAMUY」だ、このアルバムが夜に合うと言うかジメッとした空気をアコースティックの乾いた音色がべたべたしたこの時期特有の心の湿気もとってくれて、しかもインストゥルメンタルなのでイマジネーションもわいてキーボードもすんなりすいすいたたける。しかし俺はあまり自分のブログも見返さないし、人のブログも読まないというこの読者にしては失礼な殴り書きだけど、下書きもないしテーマも決めずに書いたりもする。オンラインレッスンもそうだけどその時のインスピレーションでやってるけど実はこれが一番俺自身の生の心を表現出来てるのではないかと勝手に思ってる、、、けどまとまりもなく徒然なるままで内容もなく申し訳ないと思ってるよ。

今日は半年ぶり?に高校の後輩の女の子からメールが来た。別にたわいのないメール、後輩と言っても高校生活の時期がだぶってる訳でもなく彼女は24才だ。彼女はいわば中洲の蝶で出会いは偶然だった、お世話になってる人と年に何度か行く中洲飲み。もう十年くらいは続いてるだろうか?そこでその人の行きつけのお店に彼女がいた。俺は中洲で飲んで回らないし、けどお世話になってる人と飲む時は3年くらい前からその店へ行くようになり、そこで彼女は働いてる。「中洲で地元の高校の先輩後輩は凄い確率ですね!せんぱ〜い」と言われそれからの繋がりだけど、俺は一人で彼女の店は行った事がないし俺が中洲遊びをしないのもわかってながら、別に店に誘う訳ではなくたまにメールが入って来る。「今日も仕事頑張ってくださいね!」とか、これもじもてぃの絆なんだろうか?彼女の話を聞くと高校卒業後に調理の専門学校で博多に出て来て、その在学中に友達に誘われて中洲で働くようになり、なぜか調理の道へは進まず夜の蝶になったみたいだ。俺も何故かメールが来ると頑張ってるんだろうか?と気にはなる。別に俺もプライベートを誘わないし、向こうも誘ってこないけど。もう知り合って3年はなるけど切れない。そんな彼女はとても笑顔の素敵な子だ。

過去を振り返ったり消えていった人たちや昔懐かしい人たちの顔や思い出を思い出してると決まってみんな笑顔で俺の心の中に登場する。そんな事でやはり笑顔って人間にとって素晴らしい表現だと思う。笑顔が出来る生物って他にいるっけ?酒飲んでて真剣な話になっても必ず笑顔は出て来る。笑い合える仲っていいなぁって思ったりした、JUMBOなんかは笑い方や笑い声だけでとなりの客まで笑顔になり知らない客に握手を求められたりする、凄い特技だと思う。


A-GAO01.jpgA-GAO02.jpg昨晩は小倉で「プチ碓井会」があった。「大太鼓」と言う渋いおでん屋さん!今回は3人だったけど、懐かしい感じのカウンターのみの店内とおでんメインのメニューはうまかったなぁ。


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今年もこのイベントの事で忙しくなってきた。毎年の事だけど、慣れてるつもりだけどこの時期は頭の中はこの事でいっぱいになる。



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先日情報誌の取材があった。この写真が掲載されると思うけど、やはりプロのカメラマンはうまいなぁ。何十枚かの一枚だけど、俺がこんな笑顔で写真に写る事はそうそうない気がする、しかも自然な感じが自分でもびっくりした。


笑顔を大事に!特に女性の皆さんは!






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2010年06月14日

予感。

今年も梅雨に入った。湿度も上がって来たけど家ではまだクーラーのお世話にはなってない、ただ移動中やスタジオはクーラーが効いてるので半袖は無理だ。体調を崩してる人も多いので気をつけてね!

最近よい意味で期待を裏切られる事が少ない、サプライズもないし、だいたいの事が読めてしまう。悪い癖だと思うけど、子供の頃から家庭内や親父や義母の状態を常に察しながら暮らして来た俺は、言葉にはできないけど、そう言う能力が備わってる気がする。毎週約5、60人の人と接する、それはお店の人や病院の先生なんかも毎日多くの人と接してるんだろうけど、俺の場合少なくともその人と30分多くて90分は接して音楽やギターを通じてだけど心を通わせてると見えなくて良いものを感じたり、例えば「今日は疲れてるな」とか「今日は落ち着きがなく嫌な予感がするな」とか「今嘘をついてるんじゃないか」とか逆に相手に凄く癒しをもらったり、やはり人は言葉だけじゃなく心や表情や目つきや態度全てで感じ合ってるんだと思う。敵か味方かの両極端じゃなく微妙な所のつながりでこの世の中は繋がってるんだろう。「今日の味方は明日の敵」と言う言葉も随分昔から存在してるし、凄くパワフルな人も本当は違うんだろうなとか、良いことを言ってくれても、その事で自分が100%喜べてなかったりと難儀なやつだ。

世の中の見解はいろんな側面で判断しないといけない。政治でも経済でも本や音楽や絵画の作品もそうだと思う。そう考えると中々人の本当の真実に触れる機会は少ないのではないか?この曲を聴いてそれがその人の全てではないし絵画や本を読んでも所詮その人の趣や側面でしかない。心の奥底は実は本人である自分自身でも知らないのかもしれない。仲間と最前線で戦ってる時に昨日までキャンプで酒を酌み交わしトランプやって馬鹿話してた友達でもある仲間の頭を銃弾が貫き、それでも平気で任務を遂行して敵へ銃を向けて冷静に引き金を引く事が出来るだろうか?そんな事を戦争映画を見ててつくづく考えるけど、そんな究極の状況に今までの人生で出くわしてないので俺は冷静でいられるかわからないといつも思う。つい怒りや悲しみが勝って暴走してしまい仲間や任務の遂行を台無しにしてしまうかもしれない。そんな事は想定済みだったろうに、けどその状況にならない

と分からない事が多い。けど多分俺は予感出来るはずだ。


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久々にエフェクツボードを夏のイベントに向けて組み直した。


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この季節によく見られる山肌を大蛇のように絡み付く雲。


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【予感】

[名](スル)何か事が起こりそうだと前もって感じること。また、その感じ。「いやな―がする」「運命的な出会いを―する」



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2010年06月10日

東京シティアイランド

初めて東京に行ったのは確か5才くらいの時だった。親子三人で行った。当時新宿に親父の弟が住んでたのでそこに遊びに行ったんだと思う、覚えてるのはそこで始まった親父の弟二人による殴り合いの喧嘩だ。それから日光あたりまで足を伸ばした。二度目に行ったのが10才くらいの時で、それは突然と言う感じだった。ある日急に新幹線に乗せられ親父と二人で出かけた。覚えてるのはすすけた薄暗い町並みで確か「神田」だったと思う、そのすすけた古い雑居ビルの階段を上りうさん臭そうな診療所で気がつけば俺は上半身はだかにされ、先生らしき人と親父が何だか難しそうな話をしてる記憶がある。今でもそうだけどその当時俺は凄く痩せていて、しかもオネショが中々治らない事に両親はイライラしてた。「体質改善が必要だ!」が口癖で新聞か本でみつけたであろうそのうさん臭い診療所までわざわざ出向きその日から毎日変な塗り薬を塗られ、漢方薬みたいなまずい煮出した薬を朝晩飲むのを日課にされた。それでも俺の体質は変わらず、大分県まで車で出かけ、もぐさでお灸もすえられた。そこでも俺は裸にされ背中からお尻にかけて八カ所くらい油性マジックで黒い点を書かれお灸をすえられた。普通お灸は火傷するまでしないよねぇ、俺は手足を押さえつけられて十円玉くらいの水ぶくれが出来てた、もはや拷問だった。その水ぶくれが治りかけの頃また同じ場所にお灸をすえられた。その時に俺は人間として未完成なんじゃないかと思うようになった、そしてその拷問は4、5回は続いたけど俺の体質は一向に改善するでもなく、痩せたままでしかもオネショは治らず義母の冷たい罵声がトラウマになった。

その後東京に行ったのは確か高校3年の卒業間近だった。その時は親父の弟のおじさんがこちらに帰って来てて急に俺に告げた「卒業まで東京でアルバイトを決めてあるから」そしてうも言わずに俺を連れて行った。そのアルバイト先はガソリンスタンドだった。結局高校から卒業までに一つ受けてない試験があるからという連絡で帰らないといけなくなりアルバイトもせずに一人で新幹線で帰った。今だになんで俺を連れ出したのかは分からずじまいだ。そのとき初めて従兄弟と新宿は歌舞伎町に行って昼間からポルノ映画を観た。

家出後は一緒にバンドやってたやつが上京してそして別のユニットでデビューしたのもあって2、3年に一度は東京へ遊びに行ってた。毎回4、5日は滞在して従兄弟の所に行ったりしてた。ほんの5年くらい前まではコンスタントに行ってたけど、最近は心が動かない。今思い返しても上京したい強い思いは一度もない気がする、ここ博多は大好きだけど、博多から全てをリセットしてどこかへ逃げ出したいと言うタイミングは何度かあったけど、上京して一旗揚げてやろう的な思いはなかった気がする、何でかは分からないけど。最近は年を取ったせいだろうか東京へ行った事を考えるだけでも疲れてしまう。若い頃から行った時にいつも思ってたのが「この場所で自分の足跡を残すのは大変な事だろうな」だ。

そのメールは突然何の前触れもなく俺のHPの方のアドレスに来た。そうメールはいつも突然だけどね。番組制作会社からのメールで音楽番組に出てみないか?と言う内容だった、HPを観て突然のメール申し訳ないとの事だった。エントリーしてもらえれば選抜でライブをやってもらいそれをオンエアーするうんぬんだった、確かにHPにはアルバムの試聴も出来ようになってるし、今のご時世ネットで調べればライブの動画も上げてるので見たのかもしれない、けどキナ臭さも感じたので詳しく聞こうと思いメールを送ったらレスポンスも早く丁寧な内容が書かれた返信メールが届いた。確かにその会社もちゃんと存在し、番組もオンエアーされてる、関東ローカルの深夜の音楽番組で、オンエアーされたバンドからまた選抜して今度はテレビ朝日の全国放送で流れるらしかった、そして驚く事にその返信メールには「HPを拝見させて頂いてオンエアーも確実です」とも書いてあった。ただリスクもあった、交通費が出ないとか都内のライブハウスでライブ撮影するんだけど、都内のバンドよりは少ないけどチケットノルマもあった。DOGDAYSの相棒JUMBOとも相談を何度かした、以前レコ発のライブをやった時にドラムをお願いしたKEISUKEが上京してるので連絡を取って、その旨を伝えると叩いてくれるとの事だった。間違いなくレコ発をやったあの直後のタイミングなら二つ返事だと思う、けど今は新しいアルバムへ向けての頭の中でライブモードではない、、、早く曲を仕上げたい思いが強く、あの頃のバンドともスタイルは変わってるし、けどライブが出来ない訳ではない。結論から言うと今は制作を重視して秋以降にタイミングが合えば出てみてもいいかなって所に落ち着いた。そのライブ撮影の日程も丁寧に知らせてくれて今年の年末くらいまで選択の余地もあったので、けどこれも何かの縁なのでアルバムは送らせてもらう旨のメールをしたよ。


東京シティアイランド01.jpg東京シティアイランド02.jpg韓国の焼酎をもらった。原料も何も書いてないけど癖がなくうまい。


東京シティアイランド03.jpg東京シティアイランド04.jpg知り合いの飲み屋で恐竜と遭遇!


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たかが東京、されど東京。





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2010年06月04日

SETZ-NER

やっと一息入れれそうだ。今夜もキャラメルマキアートのTEAで癒されながら深い時間を過ごしてる。5月はいろんな人に出会ったし、懐かしい再会や新たな出会いと不思議な月だった、ここ三年くらいの新たな出会いは決して良いものではなかった気がする。最高の出会いと思っていたら真逆に変身ししてしまい都合が悪くなるとそそくさと消えていった人たちは今は元気してるだろうか?何とかやり過ごしてるだろうか?商売はうまく行ってるだろうか?子供は何の罪も背負い込まずに純粋無垢な気持ちで育ってるだろうか?俺は相変わらずだよ。ここ最近の出会いや再会は何か今までのものとは異質な気がするなぁ、それも屋久島のパワーなのか?多分俺はこのままだろうな、毎日を精一杯生きたくて後悔したくなくて、また群れに属したくなくて小さな事を馬鹿みたいに真剣に考えて、でも最近は前のブログにも書いたけど人に返さないといけない年齢になったと言う自負が芽生えて来た。何を?って具体的には目に見えないけど簡単に言えばギターで生活出来てる事と言うのは漠然とあるけど。それは周りのみんながいて自分が生活出来てる事の意味や感謝と言うか。

若い頃は自分の事しか考えてなかったと思う。ROCKが大好きでROLLINGする事の難しさやセクシーさが全てで、尖ってないといけないとか毒がないとカッコ悪いとか思ってたし自分勝手で周りにもいっぱい迷惑かけて来たと思う。今でも表現は違ってもコアな部分にはあの頃出来上がった価値観みたいなのはあると思うけど、年を取るとともにいろんな経験をして自分のこの世のカルマも分かったしそれを背負って生きていかなくちゃとも自負したらいろんな広い世界も見えて来た。表現し続けたい事は変わりない、この世界で生きていく事の決心もある、聞きたくなる音は変わったかもしれないけど、確実に変わったの

何かを返していかないといけない。と言う事だ。自分でもはっきり分からないけど、大きく思えば宇宙にとか地球にとか?身近でいえば周りの友達や関わりのある人へとか?世の中あっての自分と言う事でまずは大変深刻に思えた宮崎の口蹄疫の被害は俺の心に響いた。最近は下らない国取り合戦の政治家の事しかテレビでやらないけど宮崎の畜産家にとっては明日をも知れぬ死活問題だ。芸能人やスポーツ選手みたいに大金は無理だけど、ニュースを見て知って県庁の募金箱に募金した。別にかっこつけてるつもりはないけど、そんな事に心が動き行動してしまう。

夏のでかい毎年恒例のイベントの準備も約20曲を編集してCD30枚に焼く作業も昨日終わった。それは決して俺がやらないといけない事でもないしお金が発生する訳でもないけど、その事がスムースにすすめばいいと思って毎年やってる。みんながバタバタせずに当日までの準備が出来ればいいと思ってる、そんなCDいらないよって言う人もいると思うし、そんなCDの存在さえ知らない人もいると思う。でもそれでいいと思う、それぞれがそんな事を抱えて協力してなり得る事も沢山あるよ、口蹄疫の事もそうだけどね。小さな毎日の事だけど、そんな事が大切に思う。オンラインレッスンも毎週更新して来て第一回放送分が4万アクセスを超えた。一回目は覚えてるけど、プラグインの社長に提案されて確か翌週にはスタートした。一回目と二回目は社長自らがカメラを回し、まだ薄暗い照明で内容は全て俺に託されてのスタートだった。確か一昨年の夏の終わりだと思うけど、4万人見てくれて10人でも役に立ったって思ってもらえたらこの企画は成功だと思ってるし、プラグインのHPを覗いてくれたのならうれしく思う。ネットの世界は中々本音では接し合わないしフィードバックもないけど、もう80回は超えてるしどこまで俺の頭の引き出しはあるんだろうとか心配にもなるけど、誰かにもう辞めようって言われるまで俺は続けるつもりだ!


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植物は毎年世の中の事はお構いなしに普遍的に美しさを与え続けてくれる。


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子供の頃から夕日に照らされて風になびく木や緑の葉っぱが好きだった。今でもそれらをボーッと見てると自分の心の奥底にある故郷へ誘ってくれる。



黄金の木漏れ日はどんな時代も現実と真実を教えてくれ続けてる。


完璧なまでの美しさと喜びと普遍的な刹那を。
posted by usui special at 02:52| 福岡 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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