2011年06月30日

6th.

まるで梅雨が一気に上がったようにな日が続いてる。すると途端に全国で「熱中症」でバタバタ倒れ、亡くなった人も何人か出た。俺たちが子供の頃は熱中症と言う言葉さえ無く、部活では「水は飲むな!」と言われ、勿論教室にもクーラーも無く女子はスカートの中に下敷きを入れバタバタ扇ぎ、とにかく汗びっしょりの夏模様だった。確かにクーラーは家の洋間(お客さんを迎え入れる為の部屋でソファーに厳かなシャンデリア)にしかなくて、しかもお客さんが来る時じゃないとスイッチがONになることもなかったなぁ。そんな時代から何度温度が高くなったんだろう?って思うけど、やはりクーラーが普及して暑さには弱い体になったんだろうか。俺は実はクーラーは年を取るごとに苦手になって来て、特に今時期のクーラーを入れ始める季節には毎年、頭の一部がずっと痛く頭痛持ちではないけど慣れるまではキュンと痛みが残ってる。仕事がら密室なのでクーラーは必須だけど、COCKPITでは27℃キープだよ!しかしRECで機材のいろんなスウィッチや真空管に電気が流れると部屋の温度はグンと高くなり、それでも楽器も多いので冷房ではなく除湿で26℃でしのいでる。後一番苦手なのがバスや電車や車での冷房の直接あたる感じが具合悪くなる。一人暮らしはじめて最初は「八億荘」ってボロアパートでは扇風機でやりすごしてたけど、その後新築のワンルームに引っ越した時のあの快適な夏な感じは今でも覚えてる!クーラーを自分の意志でオンオフできる感動は忘れられない!23才の夏だった。ベランダが部屋よりも広い物件で最上階で、ベランダにはハンモック吊るしたり、子供用のプール買って来て水浴びしたり花火したり、晩飯喰ったりビール飲んだり最高だったなぁ!そのとき付き合ってた”あの娘”に”その娘”に”どこぞの娘”に”一晩で去って行ったきりの東京の娘”に”ピンキーダイアン娘”に”もう顔も覚えてない娘”に、みんな今は幸せに元気でやってるだろうか?(イケドン回想録)

以前の記事で書いたアンビエントの新曲「Outside of Atmospheres」って曲名だけど、「大気圏外」と言う意味で、またそういった俺なりの故郷の宇宙をテーマに創った。今回資料でもらってるJewelyの何百もの作品の写真を見てたら宇宙的なものや惑星的なものを感じてたので、それと最近ハマってるアンビエントで音の資料を集めfenneszやbrian enoを聴きながらブログ書いたり、ハッブル宇宙望遠鏡の頂いたDVD見たり、宇宙の本を読んだりして溜め込んで溜め込んで吐き出した。結局6分超えてしまった、そしてこれも挑戦でもあったし実験でもあったんだけど、ギターは一切弾いてないよ。それはアンビエントでもギターが入ってる曲もあるんだけど、何故だかモチーフが形になって行くにしたがって「ギター弾かない!」って勝手に決めて挑戦した。サンプラーと鍵盤とLogicだけで構築してみようって、ギタリストじゃなくてトラックメーカーみたいに創った、少しサンプリングのギターの音は入ってるけど俺が弾いた音ではない。もう感覚の感性だけの実験?環境音楽?聞きようによっては「ダースベーダーの登場曲」みたいになってしまったけど。今週は日曜日から木曜日までOFFにしてた、それは計画的にね。でも通常の夕方のレッスンに限ってなので夜の仕事や、何かとちょこちょこはあったけど、ここで全て完パケさせてプレゼンまでしようと決めてた。今回も180度方向が変わってるし、でも仕事でも自分の痕跡を残したいので、そのせめぎ合いだけど、昨日マスタリングまで終わらせすぐに東京へファイルを送った!今回で6曲目だ、考えてみれば3月の終わりの「MICK」のライブの3日まえくらいにもらった仕事だったので、今が6月の終わりなので月に2曲のペースになる、う〜んこれが正直精一杯の時間とのせめぎ合いである。そしてこれまた一発OK!!ここまでくればもう10曲全部一発OK!!を打ち立ててみたくなったよ。この曲はいろんな音や効果音や宇宙の交信音もいっぱい入っててクライアントの人もbrian enoが好きだったらしく「どんどん聞いて行くうちに深く、発見のありそうな曲で気に入りました!」と嬉しいお言葉を頂いた。次の曲の構想はもうあるけど具体化はしてない、俺の場合比重で言うと頭の中での創作が80%で実践のRECが20%である録音し出したら早いけど頭の世界観を何となくでもいいんだけどはっきり作って一気に吐き出す!どんどんアレンジや世界観は変わって行くんだけど、核の部分がはっきりしてるので変わって行くのも楽しみであったりする。やはりシュールやセッションのやり方に近いんだろうけど、映像のバックはそっちの方が良さそうだ、創作料理にも近いのかな?


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大気圏外。



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今日の大気圏内。



たまには携帯も圏外でもいいんじゃないか?


創作の為にね。
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2011年06月28日

そう。そうぞう Power

本は出会って気になったら必ず買え!という言葉があるけど、何かの目的を持って本屋に行くのと、呼ばれるように本屋に行くのと、暇だから何となく本屋に行く、のではどれが良いと思うだろうか?俺は全てが正解だと思ってる。何故?では言葉を変えてみて、会いたくてたまらなくてキミに会いに行くのと、呼ばれるように君に出会ってしまうのと、暇だから何となく君に会いに行く、ではどうだろう?これも全て正解だと思う。何故?俺が思うには全て自分の心に引っかかって起こす行動だから、本屋も大きなカテゴリーで本が気になってるから行くわけで、君に会いに行くのも君と関わりがあり君の事が気になってるから、暇でも嫌な事だったら行かないと思うし他の選択肢はたくさんある。行くと言う行動や、それが気になるとか、出会いとか実はそんな事が毎日を作ってるような気がする。本屋に行っても何も気にならない事もあるし、せっかく時間作って会っても何も事件やサプライズも起こらない事の方が多いよ。でも共通して言えるのは「わざわざ」である、ではその前の段階に戻って、なぜ本が気になるんだろう?なぜ君と出会ってしまって気になるんだろう?運命とかじゃない、全て必然で自分の心がそこに向かわせてるんじゃないだろうか?それにはいろんな毎日の出来事や繋がりや家族や時間や嫌な事良い事含めて自分の周りの出来事が重なって形成されてるんだと思う。

昔から人は知恵を絞っていろんなものを創り、いろんな娯楽もつくり、スピードもアップさせてきた。それは不便だからいろんな想像力を駆使して進化して来たんだと思う、そしてそんな想像力はいろんな物を溜め込まないと創造出来ない気がする、感情や思いをいろいろ沢山溜め込んで、その事を思い、くそ!って思ってまた溜め込んで、心がそんな事で一杯になって、気になる事が沢山増えて、そこから選択して絞り込んだりして、思いを届けたく届けたくて、言いたくて言いたくてしょうがなくなって、そして溢れ出すものだと思う。今はそんな事を簡単に吐き出せる時代になってしまった、そう簡単に。PCでも携帯でも、狭いコミュニティーに向けてまた不特定多数に向けて、指先で一つで吐き出せるようになった。まだ溢れだすには余裕があり過ぎではないか?明日をも分からない不安に「何やってんだぁ、、、」と自分自身が情けなくなって、「くそっ!」って思って、でもどうしようも出来ないような金銭的な暮らしにまた不安になって寝れなくなって自然と涙が溢れ出し、また「くそっ!」って思って、悪いと思いながら深夜に友達の家に電話して迷惑をかけ、でもその友達は心配してくれてビールを抱えて深夜に俺んちに来て、次の日は仕事なのに朝まで俺の溢れ出す思いに付き合ってくれた。そんな友達は今だに数少ない親友である。もしも携帯電話や今みたいなネットの時代だったら、あの町から逃げ出したりしてただろうか?とっくに諦めてカメレオンみたいにいろんな事にもなりえて、簡単に夢見れて簡単に諦められて、きっと今の自分はなかった気がする。まだまだ夢は叶っちゃいない、叶わないから溜め込んで、また真っ正面から自分と戦って近づこうとしてるんだと思う。でないと人の心に響くようなものは創れないような気がする、、、、、と今夜も自分にこのブログの言葉で喝を入れてる!そう、溜め込んで溜め込んで!溢れ出ろ!それを音にしろ!いくつになってもあの頃と変わらない思いでいたい、まぎらわす事はやめよう!全ての時間や空間や繋がりや出来事に意味を持たせよう。


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50代の生徒さんが最近買ったBASS!あの頃の夢が叶ったって言ってた。



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今だに普遍的にそんな夢を見させてるこの人のストイックさや努力は凄いと思う。




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今日の絶品!穴子の白焼き。わさび、塩、醤油でどうぞ。




想像して!溜め込め!溢れ出るまで!
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2011年06月25日

今月のアルバム,,,11'06'

夏がきた!!かのような一日だった。雲も日差しも真夏みたいだった、そんな日に俺は13時から福岡サンパレスの隣にある国際会議場での研修に出かけて来た。17時には終了し外へ出ると、サンパレスである「リップスライム」のお客でごった返し!18時半から博多駅近くでの仕事へ戻らないといけない、どうしようかと悩んだあげく「よし!歩こう!」博多散策だと意気込み国際会議場から博多駅までの道のりを大通りではなく、あえて裏通りを歩いた。小さな零細の工場や会社や昔ながらの博多の町並みで楽しいよ、チョコレートショップに立ち寄ろうかと思ったけど、この暑さじゃチョコもドロドロだろうなと諦め、しかしせっかくここら辺りをうろうろするんだから何か飯でも!と思い、しかし時間は一時間くらいしかない、、、、立ち寄りたいお寺とかあったけど断念、、、すると冷泉公園までたどり着き、そこから川端商店街へ、ここまできたら行く店は決まった!年に何度かは必ずわざわざ行くお気に入りの店「どさんこ」味噌ラーメンが有名な店だ。味噌ラーメンと言っても北海道みたいにバターにコーントッピングしてみたいなラーメンじゃなくて、みそ汁で飲んでもおいしそうな独特なオリジナル味噌ラーメン!もう何十年も続く老舗で今は二代目の兄弟が継いでる。暖簾をくぐり、朝からサンドウィッチとヨーグルトしか食べてなかったので、口が勝手になぜか「すみません!チャーハン!」何でやねん!けどここはチャーハンも美味い記憶があったので、じゃっかん刻みタマネギの量が多く、まずくはないけど、やはり味噌ラーメンにしとけばよかったと、ちょいと後悔、、、。


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CAFE BLEU / THE STYLE COUNCIL


試聴はこちら : http://itunes.apple.com/jp/album/cafe-bleu-remastered/id14980961?ign-mpt=uo%3D4


このアルバムはリアルタイムで一曲だけはよくFMから流れてたので聴いてた。1984年の作品だけど、THE JAMのポールウエラーが方向をがらっと変えて、お洒落な路線で作ったスタカンを作った、そのデビューアルバムだ。とにかくMy Ever Changing Moodsと言う曲を聴く為だけに買っても損しないくらいの80年代の名曲の一つだと思う。俺はその後社会人になって買った気がする。

もはやブリティッシュ・ロックの象徴的存在にまでなった感のあるポール・ウェラー。
ポール・ウェラーは1958年5月25日、ロンドン郊外のサリー州中部の小都市ウォーキングに生まれた。
両親のうち父はタクシー運転手、母は清掃婦といった労働者階級だった。
彼のキャリアは1977年にザ・ジャムのヴォーカリストとして 「In The City」 で鮮烈にデビューしてからに始まる。
「ネオ・モッズ」 を推進するも、人気絶頂の中でザ・ジャムはアルバム 「The Gift」 を最後に解散。
ジャム解散後、自身によるプロジェクトであるスタイル・カウンシル(通称スタカン)を結成。
スタイル・カウンシルでも 「Our Favorite Shop」 で全英1位に輝くなど大きな人気を得た。
90年にスタイル・カウンシルの解散を発表すると、翌年にはついにシングル「Into Tomorrow」でソロデビュー。
当初はセールス面で苦戦を強いられたが、アルバムを出すごとに次第に人気を回復した。
年齢を重ね、ソロになっても彼が体現してきた「モッズ※」精神はいまだに失われていない。

オーシャン・カラー・シーンやオアシスといったミュージシャンから熱いリスペクトを受けている。

世代を問わず誰もが憧れ、リスペクトする存在。

その後ソロになるんだけど90年代もポールウエラーは何故かずっと聴いて来たなぁ。ソロ作では俺は「SUNFLOWER」がお勧めである!


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今日の国際会議場5Fからの景色、雲が、色が真夏だ。



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博多の下町の猫は図々しくもたくましかった、まさに獲物を狙ってる!





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もちろん!俺はレコード。



ぼーっと座るは勿論、ぶらぶら歩くのも好きである!
















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2011年06月22日

ぼぉ〜っと座る

何でも合理的な事が当たり前になって来たけど、すぐに情報は通り抜けて、音はFILEにされ見えない電波に頼んでもないのに乗せられ作った人の思いもどれだけ乗っかってるんだと思う。電車に乗ればスマフォで暇つぶしの情報を漁り、暇つぶしに自分勝手に狭いコミュニティーに向けてつぶやき、暇つぶしの音で時間をやり過ごす。家に帰ってもスイッチ一つでいろんな電源が入り、蛇口をひねれば暖かいお湯が自分で沸かしてもないのに出て来て、自分で沸かしたコーヒーを飲みながら携帯の電池料が気になり充電する。大事な電話を急いでかけなくてはいけないわけでもなく、『何か』を待って情報交換する為に、PCの電源をONにしてまず目にするニュースは決まって「原発」「節電」全て電気が必要じゃないか!こんな世の中が悪いとは思わないけど、自分に必要なものや事、必要じゃない事やものの基準ってみんな持ってんだろうか?ある部分のこだわりってみんなそれぞれうんちくがあって持ってんだろうけど、矛盾してる事も多いんじゃないんだろうか?おおもとの原発や発電を語る前に自分の足下をみんな見るべきだと思う。何の為に?とか目的あっての事は大事だと思うけど、情報に気がつくと流され知らず知らずにそのど真ん中に居るんじゃないだろうか?それが資本主義という自由な国なんだろうか?物欲至上主義っていう実は自由な気がしてるだけの毎日な気がするよ。

そんな事言ってもこの国で暮らしてる。別に主義は分からないしこの国に生まれてしまってこの時代を生きてる。音を作る事や加工や作品も楽に作れるようになった。俺はギターを弾いて暮らしてるので毎日真空管アンプを15分くらい暖めて、スタンバイスィッチをONにする、毎日毎日だ。シールドを引っ張り回し足に絡まないように上手い事束ねたり、チューナーにシールドを差して六本の弦のチューニングを一日に何度も何度もやる。譜面台を開き楽譜を開いてページをめくって、音量調整のトグルを回し、歪み具合を自分の好みにセッティングする。そして目の前の人を会話をし、実際に弾いたりお手本を見せたり上手くなるように会話をする。勿論こんな時代だからコミュニケーションが苦手な人も多いし、常にその人の状態を判断する。機材は進化しても、そんな毎日を20年近く繰り返してる。そこでは音楽は凄く大事で一音一音にドラマや会話が生まれる、そんな事はここ20年近く何も変わらず毎日毎日繰り返してると、必要な事や不必要な事のこだわりを持ってないと駄目だって自分にいつも言い聞かせてるよ。だから俺はスマートフォンにも興味ないしiPADも今の所仕事にも必要ないし、移動中のBGMも必要なくなった。PCはメールCHECKとブログCHECKとLogicのみのマシンでしかない、でもそれは世の中の世界中の流れからしても、何言ってんだ!だろうけど、自分の作りたい音の世界観には影響は凄くしてると思う。必要ないもの興味の今はあまり無い物は聴かない。今自分が欲してる事だけで充分で、それを毎日こなすのも大変だけど。だから必要な事と必要ない事の線引きをするようにした。必要じゃない事で遠回りして一日が終わり本当に必要な世界観が構築出来ない、いろんな情報が入りすぎて寄り道ばかりだ!これは変わってると思う俺自身の戯言だけどね。今もこのブログを綴りながら創ってる曲の世界観にあったアルバムやアーティストだけを選択して聴いてるよ、そこはアスリートのようにストイックになりたいと思う、最高に近い子供が生まれるようにね!

二十歳まで過ごした町は凄く田舎で、この説明は幾度と無くして来たので省くけど、高校、大学と通うのに電車を2、3本は乗り換えて時間がかかってた。高校生の頃は乗り換え時間も入れると一時間はかかってた気がする、大学に至っては2時間はかかってたなぁ。不便な田舎だったけど今考えるとそこに文化や交流があった気がする、時代も勿論違うけどね。時間まで違う高校生と溜ってたりとか、そこでいっぱい友達も出来たしそれが今でも財産になってる。そんな生活で慣れたのか電車を待つ時間や何かを待つ時間にベンチでぼ〜っと座る事が全然苦ではなくて、むしろ今日の出来事を色々考えたり自分と向き合ったり、希望を見いだしたりしてた。もちろんスマフォもiPODもない、ベンチに座りただぼ〜っと電車を待つ、むしろそんな時間が好きだった。バンドの構想も練った、好きなこの事も考えた、告白の手紙に何を書こうかとか考えてた、絶対無理だったけどレスポールが欲しかった、エフェクターが欲しかった、季節を感じた、いまから帰る自分の家の夕飯の時間が嫌だった、今夜はどのレコード聴こうか悩んでワクワクした、夜抜け出して友達の部屋へ行きタバコをもらおうって思った、空気が冬に向かって絡み付くのが分かった。だから今でも駅のホームで30分新幹線を待ったり、電車に一時間ゆられぼ〜っと景色をみてる、電車に乗らなくてもスタジオで30分空きがあったらシーンとした空間で、そんな時間を必ず作ってる。そんな時に希望が見えたり自分の至らない事や反省する事や曲のイメージが沸いてきたりする。そう言えばサッカーの日本代表のキャプテンの長谷部誠も同じような事言ってた。毎日かならず30分はぼ〜っとする時間を作ると、次元が違う話だけど。俺には必ず必要な時間だ。


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当時の地元の駅のベンチはこんな感じだったなぁ。



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暇つぶしは、自分と対話してぼ〜っと座ってみてね。











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2011年06月20日

To all my dear !

梅雨が本番になってきた。ジメジメとアスファルトを叩く、ギターのネックは逆ぞり気味だ。気分はと言うと日常が戻って来た、懐かしく楽しい時間はあっという間に終わってしまい、そしてすぐに過去のアルバムの中の一ページを刻む。でも確実に人はそんな事を何十年も何百年も続けて来た。勿論想定外の出来事や突然の不幸事も必ずやって来る、そんな事は必ず「とつぜん」だ。それでもそれぞれには日常が戻って来る、その人それぞれの暮らしが戻って来る。そしてこつこつとお金を稼いで何かに希望や夢をささやかに見て些細な事で嬉しかったりする。あの頃見てた夢は叶ったかい?まだ夢を見てるかい?夢を探してる真っ最中かい?俺はと言うとどうだろう、何も変わってない気がするけど、大人にもなりきれてないし、そんなにお金にもならないような事ばかりして何とかやり過ごしてるよ。でも楽しい仲間は沢山居て、おじさんから若造まで!そんな人たちからいろんな言葉や笑顔や希望をもらってる気がする。先日同級生で今では立派な女将さんに「ゆう坊は少年のままでいい!アーティストは少年の心を忘れてはいけない!私はゆう坊の磨かれた、磨いて来た感性が羨ましい。尊敬してます、素敵です!」って励ましのメールをもらった。何故だか心からじわっと涙があふれて来て、夜中にベランダにタバコを燻らせながらひっそりと泣いてしまった。クソガキだった頃から知ってる人に言われると心の琴線に触れてしまい、久しぶりにこんな感情があふれて来た。何だかに向かって一人戦ってるんだなって気持ちになった。けど俺に関わる全ての人たち、生徒さんや、その中でも近しい西岡さんや咲咲の二人やケイタクの二人やジョニーや友達の笑顔や楽しそうな顔やうれしそうな姿を心で感じると頑張れそうな気がする。し今だにギター弾いてて良かったなって思う今日の今夜だ。そんな事を教えてくれた大切な昔からの友達にすごく感謝の気持ちである。

今日まで、そして明日から。


残りの作曲も、止まってたけど再開しよう!どんな曲たちが、どんなコントラストが出来るか分からないけど楽しみになって来た。作品を生み出すのは楽しい事だけじゃなくて苦しさの方が多いけど、出来上がった時は子供が生まれて、生まれてくれてありがとうって気持ちになる。俺には子供は居ないので本当の気持ちは分からないけど、まぎれも無く世界に一つだけの身を削ったオリジナル、そこから、そして一人歩きする。そんな日常が俺には大事なんだって思う、まだまだ少年であり続けよう!言いたい事が山ほどあるからね。

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俺の博多のソウルフード!



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今日の絶品、長崎産うちわ海老!お酢につけてどうぞ。



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めずらしい霧島!試飲させてもらったけど体に良さげである。



THANX ! to all my dear.










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2011年06月17日

ささくれ

最近は心が逆立ってるのがわかる。昼間は特に調子が悪く、仕事が始まり素敵な人たちと会うといいんだけど、仕事前の一人の時間や今のこの深夜の自分との戦いとも言うべきか、イメージの構築と言うべきか、自分が真っ裸にさられる時と言うか、心の状態が良くない。よって作業のペースもダウンしてるし、また今作ってる曲がリズムもないようなアンビエントだからブログを書く時もHAPPYなBGMじゃなくてBRIAN ENOやfenneszなので暗く、、、けど参考資料の世界観なのであえて聴いてるけど余計に暗い気分に拍車をかける。fenneszとやってる坂本龍一のピアノの旋律には唯一癒されてるけど、原因も何となく分かってるけど、デパス(安定剤)のお世話になってる。

人生において時間軸と言うものがあれば、振り返る事しか頭の中で出来ないから思い出す場面は全て2Dであり、そんな時間軸の主人公は必ず自分で、それに付随する景色や登場人物だ。そして今現在の3Dの生活や鏡に映った自分と比べる、不幸だと思った事はない。人を心から恨んだ事もない。けど思い出したくない空気感や雰囲気や言葉や表情はたくさんある。先週久しぶりに故郷へ帰り懐かしい人たちと過ごした、それはそれは幸せな時間だったし、楽しい思い出が沢山蘇った。けど日が経つと不思議と心が逆立って、精神がささくれだした、原因は分かってる。それは嫌だった実家での空気感や雰囲気を現地の空気感や方言やコミュニケーションの取り方で思い出し、親子関係で嫌だった事が蘇って来たんだ、、、。逃げ出すようにあの町から姿をくらました俺、あの町で変わらず家族を増やし根付いて一つ筋を通して幸せに暮らしてる人たち、そんな事を目の当たりにして心のバランスが少し壊れてるようだ。自分でもこんな事になるとは思ってなかったけど精神はささくれ立って反応してる。


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子供の頃よく遊んだ池、もう行かないよ。




山が凄く綺麗だった、夜空の星たちは輝き、本庄池で癒され、藁と戯れ、季節を充分すぎるほど感じ、そこで暮らし人と出会い恋をしてケンカもして仲間と悪さもたくさんして、そして何といってもギターが音楽がバンドがいろんな人と引き合わせてくれて、今の生活やあの頃から見ると未来の俺を作ってくれた、それそれは凄く感謝である。でもそれ以上にギターや音楽によって血を裂き、叩き折られ、けなされ、人間のクズ扱いされ、縁も切れ、同窓会も呼ばれなくなった事も事実である。そんな嬉しい事と嫌な事が心に混在してバランスが崩れてるみたいだ。俺は世間一般的に冷たい人間だ、自分の親父も義母も実母も元気かな?とか病気してないだろうか?とか長生きして欲しいなとか、これっぽっちも思わない!自分でも何故だか分からないけど、心のDVと言う言葉は当時はなかっただろうな、よってこの下りやこのブログの内容は誰にも理解してもらえないだろうな。先週のプチ同窓会を企画してくれたKYOHEIには凄く感謝してる!また楽しみに集まってくれた友達は愛おしく思うし、また会いたい。けどこの精神状態のささくれは自分でも驚くほどに何か根深いものがあって、緊張状態になる、あの頃の毎日の食卓のように、、、。またユングのエディプス王の下りでも読んで自分を納得させないといけない。そして遂に禁断の「咲咲」にもらった「超★碓井」を開封してしまい毎晩それを飲むと不思議と心が落ち着くよ。


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結局俺はつねにこんな状態で居たいんだろうな。



大好きな故郷だけど、心は逆に反応してしまうのが悲しいよ。




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2011年06月14日

Outside of Atmospheres.

先週に心のふるさとに帰って来た。宴は朝5時まで行われ久しぶりの二日酔いだった、お酒を飲む事は心が開放されて気持ちがいろんな世界観まで飛んで行けて好きだけど、そんな量は飲めない自分が分かる。夕方の18時から始まった宴は考えてみるとあっという間に11時間もたち、話は尽きなかった。高校時代と言うのはまだ出来上がってないけど、出来上がってると言うか、子供であり大人でありの青い春の3年間は中学とも違いやはり貴重な時間や思い出だと思う。忘れてた感覚やその土地独特なコミュニケーションの取り方とかを思い出した、俺は二十歳でいろんな事が嫌になり、ある意味その土地のコミュニケーションの取り方も嫌だったのかもしれない。親が俺にとっていたコミュニケーションとかも思い出したけど、何十年も経っても変わらないその土地の根付いた、また残って普通に暮らしてる人と俺たちみたいに出て行った人間とはコミュニケーションの取り方も違っており最初は戸惑ったけど、すぐにあの頃の感覚に戻れて楽しかった。しかしやはり女子は凄いなぁ!子供産んで育てて、俺たち男子は高校生の頃から子供に見えてただろうし、年を重ねてもその距離は近くなる事は無くて男子はいつまでたっても子供で少年で女子はやはり大人で母親であり素晴らしく人として素敵になって行ってる気がした。

でも俺の仕事はある意味ずっと少年じゃないと曲なんて作れないような気がする。あの頃のまま、あの頃出来なかった事を今だに模索して創造の世界でファンタジーで生きてる。女子からするとそんな事よりもちゃんと生活費稼いでよって事なんだろうな、いくつになってもかなわないな女性と言う生き物には。そんな事も感じた夜だった。

今日のタイトルは今作ってる世界観だけど、今回の依頼で初めて宇宙をテーマにしてみた。資料としてブライアンイーノのアンビエントな世界観のアポロのアルバムを買って聴いたりしてるけど、曲と言うのはイントロがありAメロやサビがあると言うような枠は今回は外して作ってる。今回の作った5曲は基本的にはそう言う俗にいう歌ものの作り方とは違うのでそこら辺はぶっ壊してるつもりだけど、アンビエントの世界はメロディーもない。ただ雰囲気や世界観のみの色でしかない、けどそれもクールでかっこいい、環境音楽に近いけどタイトルによる世界観や美学を感じる。退屈な人にはただ退屈な音の羅列にしか聞こえないんだろうけど、映像のバックにはハマると思うし宇宙をテーマにして作ってみたいと思った。ビートの利いた曲も作りたいけど今回の依頼はそれはタブーなので、一曲は作ったけどね。


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行橋市へ行ったさいは是非立ち寄って欲しい心の故郷のお店だ。



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翌日の雨上がりの午後の空。あまりにも色のコントラストが素晴らしかった。




俺にもまだ故郷があった事が嬉しかった!





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2011年06月11日

ノスタルジー

明日は約4ヶ月ぶりくらいの土曜日の休みだ。今年一月に姪っ子に水疱瘡を移されてから一週間仕事を休んだ。俺たち自営業は有給休暇なるものはないのでどこかで仕事の穴を埋めないといけない、けどだいたい3ヶ月分くらいのスケジュールはもう組まれてるので中々動かしたり穴埋めが出来ず、特に土曜日はバンドリハや本番など入っており、やっとで5月に全ての穴は埋めた。4ヶ月もかかって迷惑かけた人たちには申し訳なく思います。もう夏の手前の梅雨本番になってしまった、また地元での少人数でのプチ同窓会も計画を立ててくれたのが3月で、俺の都合で6月になってしまった、、、そう明日の11日土曜日は地元に帰って来るよ。「三徳ラーメン」はドライブのコースに何度か入ってて行ったけど、風のように逃げるように町を後にしてるので腰を据えてしかもHOTELまでとって行くのは初めてかも知れない。

今の気分はと言うと嬉しさ半分、不安半分だけど、心は何故かうきうきしてる。あの街から逃げ出してもう何年経つだろう?今となれば楽しい思い出ばかりだけど、ずっと帰っちゃいけないと言う意識があった。同窓会に呼ばれなくなったのも平然を装っていたけど、心ではショックだったし「お前が来たら全部もっていくもんな」って言われ、俺だってみんなと同じように普通に仕事して悩んで一生懸命今と言う時を頑張ってるだけなんだけどなって思ったけど、結局のところ、あの頃と変わらずギター弾いてそれで暮らしてるのが鼻につくんだろうって10年くらい前に感じた時に、もうあの場所には帰れないな、その後親とも完全に縁をお互い切って、心に決めてた。おれにはもう故郷なんていらない、今を精一杯生きると!別に意固地になってるわけではなかったけど、考えてみたら友達や親や繋がりを全て断ち切って最終電車に飛び乗って姿をこつ然とくらまし、あの場所から逃げ出したのは俺自身なんだから当たり前の事かって思うよ。友達も心配してくれただろう、でもあの時はこの場所から逃げ出して自分自身を0から作り上げないと、、、俺って何?俺一人で何が出来るの?今の環境になんだかんだ甘えてるんじゃないのか?という青い春の終わりかけにみんな悩むような事が俺の家では少しばかりデカク、脱獄したようなもんだった。

ゆう坊!あの場所へ帰ろう!


から始まった今回の帰省は、ずっと切れずにいつも気にしてくれてる唯一のあの頃からの友人が半ば強引に計画を立ててくれた。彼には仕事の事や状況や今までの流れやいろんな事を話して来てる。3月のMICKのライブの前に小倉で何年かぶりに再会してMICKのライブも来てくれた、何か感じたんだろう、あの場所に帰ろうって言って来た。その場所は、このブログで以前「ピンクの部屋」と言うタイトルで綴った、たまり場だった青春の場所だ。一階がふぐ料理のお店だった、高校生の頃行ってた時は、夕方の仕込みの時間でスッピンでいつも暖かく向かい入れてくれてた、そんなおばちゃんにも会える、今回は俺の希望で少人数でしっぽりやりたいと言うわがままなお願いで動いてくれ、最高の4人のメンバーになった。少し怖い気もする、凄くワクワクもする、こつ然と逃げ出したあの町は俺を受け入れてくれるだろうか?薄情なまでに連絡も取らなかった町、でも青春があった町、あの町があったから今でもギターを弾いてる事は確かな事だ。いよいよ明日。このまま時間が止まって明日が永遠にこなくて、ずっとわくわくしてたい気もする。あの頃に戻れるだろうか?みんなあの頃のようだろうか?恭平!どうもありがとね。

僕が踏まれた町、僕が踏んだ町。


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あの頃の風景、当時の駅舎だよ。


拝啓。KYOHEI,YUKKOSAN,KYOKOCHAN、どきどきしています、こんなどきどきは久しぶりなわけで、何故だか分かりません。背伸びせずに接せられるか不安であり、あの頃の少年に戻ってもいいですか?とにかくどうもありがとう。



何故だか既に涙が出そうだ、、、。


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2011年06月09日

エロティック

今宵はBARでほろ酔い気分だけど、そこのBARは以前の作品「媚薬」を大音量で流す。「名盤ですよ!」って言う、久しぶり自分の作品を聴いた。確かにその時の思いとか、その時の機材の工夫で最前線に努力してると思ったし、久しぶり自分の作品を大音量で聴いた。今では出来ないだろうなと、工夫とかギターの音とかアレンジとかを感じた。「エロいですよね!」ってそのバーテンダーは言う。エロいのは基本だと思う。けど男が思うエロいと女性が感じるエロいは違う事を考える。男が思うエロと女性が感じるエロとは違う事はこの年になって分かるようになった、けど男は独りよがりで俺のエロが最高だって思ってるけど女性は「うんうん!」と大人になる。結局エロとかより本能が出てる事がよりエロくなるわけで、エロの説明をした時点でエロではなくなる気がした。エロとは感じる事であって、その人の滲み出るもんだって思うと、「この曲エロいよね」って言われても全然嬉しくない。

今日5曲目のプレゼンが終わった。実は5曲目は以前作ってた世界観を全て捨てて、沖縄から帰って来た勢いで一週間で作曲からアレンジ、RECにマスタリングまで終わらせた。実にこの一週間の出来事である、沖縄の青い空や青い海や空気感は曲には全然反映されてないけど、気持ちのリセットで出来た曲である。OK!だった。この一発OK!伝説はまだまだ続いてるよ、やはり人は単純で気持ちとか景色とが変わると心も変わる。なかなか心まで変えられない人も多いと思うけど、やっと半分である。けど無理せずに毎日自分に起こった事や嬉しい事、奮起した事をその枠内で表現しようと思うし、それが絶対カッコいいと信じて作ってる。クライアントの人に「だいぶサントラが出来てきました」と言われた時は嬉しかったし、ある意味映画のサントラを作ってるんだと言う意識が芽生えたけど、そのジュエリーの作品のインパクトや格好良さも半端無くそれを引き立たせるがごとく音の部分をになってるので、毎晩朝まで自分の美学や美しいものやエロとのせめぎ合いである。LED WOMANはヴィンセントギャロの映画のバッファロー66のイメージで作ったよ。


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こんな素晴らしい作品のBGMになる。


こんな素晴らしい作品を作り、音楽にも精通してる人にプレゼンして自分の作品のBGMに使ってもらうことの難しさや大事さや色気や生き様で自分自身の等身大が分かるわけで、まだまだだな〜って思ったり、けど15年来の知り合いなので、逆に成長を試される気がする。
自分の世界の0から作る曲は限られた人間しか出来ないわけで、それは自分の分身であり自分の吐息や表情と同じである事を分かって作ってるつもりだ。


人に届く曲や生き方をしようぜ!


posted by usui special at 02:24| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月07日

今昔ストーリー

遂に福岡も密かに梅雨に入った。けど毎日が雨ばかりじゃないこの福岡の梅雨、この時期に毎年思い出す景色がある。当時暮らしてた犀川町の田んぼと山ばかりの町だった、この時期から急激に木々の緑は増し始める、田植えも始まる、すると「びきたん」の大合唱がシーンと静まり返った夜に響き渡って、雨の午後には深々と雨音が田んぼをたたく、山は呼吸してるかのように白い霧に包まれて凄く自然が豊かに見えた。不思議だけど雨音だけに包まれた世界、雨が田んぼの水を木々の葉っぱを叩く音、トタン屋根を叩く音、あまり風も無く矛盾してるけど、何故か無音の雨音の世界が今でも鮮明に頭の海馬に部分に色や音や緑の匂いを蘇らせてくれる。今ではコンクリートを叩く音と臭い、車の水をはじいて走って行く音、コンビニで買った¥500で間に合わせで買った使い捨てのビニール傘を叩く音、信号が青に変わった事を知らせる無機質なメロディー、、、そんな場所で暮らしてる。

便利になってみんなと時間構わず繋がって、相手の事も考えずメールを送り、自分のつぶやきで人の反応が気になり、PCを開けば、どんな煩悩の世界も覗き見が出来て、知らなくても良いものまで知ってしまい、知識ばかりは増えて、凄く狭いその人の個性や感情はぼやけて行く。俺たちが高校生の頃はどうやって約束したり待ち合わせしたりしてたんだろう?って素朴な疑問がわき起こる。ましてや恋愛感情を伝える事は今考えるともっと重かった気がするな。子供達はiPADでファンタジーの世界へ簡単に行けて、夢みたいなゲームを次から次へ興味を移す。それがいいのか悪いのかは分からない、けどコミュニケーションと言うのは相手あっての事だから、凄く相手の事を考えないといけないと思う。些細な雨音や音楽や目の前の人の表情なんかを気にしてたいと俺は思う。俺はそんな事が大事な仕事をしてるんだと思うし、一音一音に物語や生き様や色気や皺や吐息さえも吹き込みたいと思う。携帯やPCのない時代を知らない世代にとっては何言ってんだよ、生きた化石って言われそうだけど、けど今だにそんな時代に作られた曲や音たちは引き継がれてると言う事は、ロンドンやベルリンの町並みのように普遍的な事も知って欲しいと思う。そんな事を今宵思いながら、昔ながらのやり方でチューニングをして電源を入れて、ケーブルを引き回し、創造してデジタルに変換する。けど発想や頭の中は、あの頃と何も変わらずにイメージして感動したいと思うよ。


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こいつはいつの時代も変わらず気持ちよいから寝てるんだろうな。



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久々に、というか初めてこいつの音をRECしたよ。



さぁ!今から弦を張り替えよっと。

posted by usui special at 02:30| 福岡 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月05日

LED WOMAN

沖縄から火曜日に帰ってきてモードが変わった気がする。やはり旅や普段の毎日のねぐらとは違う場所で朝を迎えると言うのは大切だと、この年になって気がついた気がする。朝は8時に起き、HOTELの朝食バイキングを食べ、午前中のまだ気温が上がりきってない時間に海でまどろみ、素晴らしいまだ知らない土地での朝や景色や空気感を感じて、その土地の雰囲気が分かる。5月までの最悪な心の状態が嘘のようにポジティブにいろんな事が考えられ、まるで恋をしてるかのように毎日が新鮮になった。やはり男は単純だと思う、「英雄、色を好む」じゃないけど、エネルギーの起爆剤や創造の発信源は心がときめいてるかどうかだ!それは恋愛に限らず、素晴らしい映画を観たとか、素晴らしい景色を観たとか、心が動く話を聞いたとか何でもいいんだけども、でもそんな微妙な毎日は自分の選択肢や行動で実は出来上がってるわけで、無理して動いたり、誰かが導いてくれたり、一人で悩んだりとか、、、。でも「相手」あっての物語だと思う。待っていたってだれも自分の心までもは変えてくれない。そう!自分で感じた事に足軽に飛び込む事だ。失敗したっていい!自分が信じてるものが揺るぎないなら、人に何言われてもいい!行動に移して初めて答えが出る。自分でも未開発な心を知って、それを作品に変えるには「人」あってのドラマなのかもしれない。それに気付かなくちゃいけない!と、今のこの時刻の俺は思ってる。

帰って来て木曜日が丸OFFだった。というかそんな時間を自分で事前に作ってた気がする、何かを生み出す為に。そして一日で作曲してRECしたベーシックトラックを作り上げたのが「LED WOMAN」だよ。いろんな意味を含んでるのでタイトルのイメージはそれぞれどうぞ!でも作ってる途中で「DOGDAY AFTERNOON -THEME-」の今ヴァージョンである事に気付いた。無意識からの発見だけど、今現在の、あの曲に対してのアンサーソングと言うか。あの頃は「POP SONG」へのアンチと言う事が凄くあって滲み出て来たけど、今回は、それから三周りくらいして、いろいろ関わって来たPOWERをくれた女性に対してのアンサーソングを意識して作った。まだまだこの年になっても分からない女性の魅惑とか色気とか、そこに混在する悪魔とか本能とか母性とか。ユングの唱えた、アニマ、アニムスにも影響を受けてる気がする。

でも残念ながら、、、俺は母親としての無条件の愛情は知らないわけで、これはもうどうする事も出来なくて、しあわせに母なる愛情を受けて来た人には理解出来ないだろうけど、俺にとって女性は永遠に「LED WOMAN」なわけで、、、。でもそんなイメージを音に出来てる事にも今の状況をプラスに変える事が俺にとっての表現なのかもしれない。男に生まれた以上はこの煩悩と一生付き合って行かなくてはならず、またそれが表現の源でもあると確信してるよ。


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沖縄旅は実は彼女とのヴァカンス!



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時が止まって欲しいと思った事はないだろうか?、、、止まってる。



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今年のベストソングはこれだ!この年になって分かるこの曲の主旨。



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最後に微妙な海賊。



時間よ戻してほしいあの頃へ、一度でいいから。
posted by usui special at 02:51| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月02日

From the Bottom.

6月になった。5月の後半は奈落の底に付き落ちてた、いろんなものに魂を売って今を暮らしてるロクデナシは何度も何度も奈落の底に突き落とされる。親や身内はたまたDNAでさえ引き換えに暮らし始めてもう随分経つけど、決まって「安定はないぞ!」って突き落とされる。その底は果てしなく深く脱出するのは大変な事だけど、0から何度も脱出して来た、いや来れた。それは引き換えに手に入れた武器のお陰だ、まだまだ充分に使いこなしきれてないし時には魅力的な魔性の美女のように俺を悩ます。でもその武器を手に入れる事で大きなものを無くしたのも事実だ、後悔してる?いやそれは100%してないと言い切れる。そう言いきった時がサバイバルの再開でもあり次のステージに向かう事の繰り返しの人生だ。何か成長してるのか?その武器を使う事で表現出来てるのか?そんな事を毎回考えさせられる奈落が何度もやって来ては、這い上がる力を求められる気がする。それはそうだ!すべての血を魂を売ったのだから、安定なんか期待もしてないよ、路頭に迷いのたれ死ぬ覚悟は出来てるつもりだ。そんな人生は人には決してお勧め出来ないけど、上昇下降は激しいしきっと素晴らしい環境で育った君たちには凄く辛い事だと思う。だから奈落から何度も、そんなロクデナシを受け入れて0からの考えは、どうにかして1や2にしていくすべは身に付いてる。誰が寄ってこようと、誰がこつ然と尻を向けて消えて行こうが俺は全て受け入れ、夜な夜なその武器を鋭い眼光でピカピカに磨き上げ次の戦闘手段を黙作する。どう考えても俺の人生や置かれた環境いや自分で選んだ道の方がみんなより間違ってると思うと気が楽になり野生の野良犬精神がメラメラと燃えて来て、新たな武器の使い方や深い操縦の仕方を覚えてる気がする。そして新たなフレーズや曲や世界観が出来てると思う。ここ一週間ほど曲作りは止めてた、あえて止めてた、自分と向き合いとことん悩み苦しみ、でも答えはいつも同じなんだけど。こんな境遇をプラスに変えて吐き出せば、誰にも表現出来ないような音像や曲や言葉が生まれるだろう、そんな事の繰り返しだ!きっとこれからも、けど今だにそんな世界観を曲作りに活かして強烈なオリジナルな表現が出来る。誰にもまね出来ないだろうな!

ギターを弾いて唄う事が出来る。



そんな生活にはガス抜きが必要である。去年はパワースポットの屋久島に行った、今年も3日間行って来たよ!すると頭がリセット出来て魂の開放が出来て次のステージを目指す。

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初めての沖縄はニライビーチ


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初めて見る海の色と空気感は最高だったよ!


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若作りも準備OKだ!


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素晴らしいロケーション。


やはりその場所に実際分からない空気感や温度や雰囲気がある。沖縄のイメージが変わった気がする、基地問題ばかりが取りだたされる島、このブログでは私的な、その問題は語りたくないけど考え方が変わったのは事実である。3日間と短く強行スケジュールでしかも台風が心配だったけど晴れ太郎の俺は台風一過の素晴らしい天気にも恵まれた!


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どんな暴風雨が来ようとそれを飛び越して俺の創造の世界は素晴らしいロケーションを創りだそうと決心した!



posted by usui special at 02:56| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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